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2015.9.25

RIO通信

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RIO2016に向けてバリアフリーの状況は?

Bon dia! Tudo Bem?

今回はリオ市内におけるバリアフリーについてご紹介します。

残念ながら、リオ市では十分なバリアフリーの施設が整っているとは言えません。地下鉄の主要な駅では一部、バリアフリーの設備があったり、エレベーターがあり対応していますが、基本的な公共施設や道路、ホテルなどでは、ほとんど整っていないのが現状です。道路も石畳で凸凹が多く、9月中旬に世界各国からパラリンピックの1年前記念イベントにお越しになっていましたが、車椅子では石畳を歩けないなど、問題となっていました。

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地下鉄General Osorio駅の地上から地下に降りるエレベーター

ホテルにおいても同様で、ごく一部の5スターホテルではバリアフリー対応が出来ていますが、それ以外のホテルでは全く対応が出来ていない状況です。昨年開催のワールドカップの時にはどの様に対応したのか、ホテルスタッフに尋ねてみますとホテルスタッフ総出で対応したそうです。今回も施設の改築は現実的ではないため、スタッフで対応するようです。日本からリオへの訪問をお考えで、バリアフリー施設をご希望のお客様にはしっかりと現地事情をご理解いただく必要があります。

現地のブラジル人(カリオカ)は非常に優しく、親切ですので、困っている人がいたら周りの人々が全員で助けてくれます。オリンピック期間中は多くのボランティアもおり、困った際は大きな声を上げれば、皆、快く助けてくれますので、安心してお越しください。

Obrigado!
現地駐在員 小津 明大

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