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2015.9.11

RIO通信

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「治安は良くない」と聞きますが?

Bon dia!  Como esta?

治安についてはよく聞かれる質問ですが、残念ながら世界的に見てもブラジルの犯罪発生率は非常に高く、日本人の被害も多発しています。強盗、引ったくりは日常茶飯事というのが実情です。最近非常に多い手口はナイフ銃を突き付けてお金を奪う強盗です。また、最近はスマートフォンが狙われるケースが多いようです(現金よりお金になるようです)。

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リオでは4人に1人が住むとされるファベーラ(貧民街)には近づかない方が賢明

対策として一番重要なことは絶えず、周囲に気を配り、何かあった場合に備えておくことです。私も極力、通勤時には荷物を持たず、現金は必要最低限だけ持ち、3箇所に分けて現金を持っています。もし、強盗に襲われた場合は抵抗せず、素直に現金を渡すのがよいでしょう。強盗は少しでも身の危険を感じた場合、暴走する可能性があります(犯行は18歳以下の子供がグループで行うケースが多いようです)。

日本では街角でスマートフォンに夢中になっている姿をよく見かけますが、こちらでは歩きながらスマートフォンの操作などは極力しません。なぜならば、強盗の絶好のターゲットになるからです。基本的な動作ですが、自らの行動で他人にスキを見せないように心掛けることが肝要です。

何か、非常に危ないような話をしましたが、実際のところは自分で気を付けていればリスクを回避することができます。もしもの場合は生命の安全を第一に考え、冷静に対応しましょう。また、現地ではオリンピック・パラリンピックの開催に向けて治安の向上にも力を入れ始めており、大会期間中は国家の威信をかけて最大限の治安体制が取られますが、皆さん自身が常に周囲に気を配る、閑散とした場所には近づかない、路上での財布、カメラ、スマートフォンを見せないなど防犯対策を心がけることが大切です。

Obrigado!
現地駐在員 小津 明大

※ひと口メモ

滞在先で最新の情報や緊急事態発生時の連絡メールが受け取れる外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録することをお勧めします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

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