あの感動が、再び。平昌パラリンピック開幕式の現地レポートです!
皆様、こんにちは!
JTBスポーツ平昌パラリンピック担当です。
平昌冬季パラリンピックが開幕し、アルペンやスノーボードのメダル獲得のニュースが日本でも飛び交う中、3月9日(金)に平昌オリンピックスタジアムで行われたOpening Ceremony(開会式)について現地特派員からのレポートをお伝えしちゃいます。
当日の平昌は小雪が降る少し肌寒い気候の中、スタジアムはもちろんオリンピックプラザ周辺をボランティアスタッフが雪かきで整備を急ぐなど、18日(日)まで開催される10日間の冬の祭典開幕に向けて急ピッチな準備が行われていました。
当日の平昌オリンピックプラザ周辺は小雪が降り銀世界に。
実は、アジアで冬季大会が行われるのは1998年長野大会以来2度目。韓国では、1988年ソウル夏季大会に続き、夏冬合わせて2度目のパラリンピック開催となります。大会は6競技80種目が実施され、ロシア選手は「中立のパラリンピック選手(NPA)」として出場し、冬季初出場の北朝鮮を含め、冬季史上最多の49カ国・地域から約570人が出場する大会となりました。日本チームとしてはスキー、スノーボード、バイアスロン、クロスカントリースキー、アイスホッケーなど車いすカーリングを除く5競技に38人が出場しています。
開会式会場となる平昌オリンピックプラザには開始時間の20時前には既に各国の応援団はもちろん、現地韓国からも家族連れの方々が多く来訪されており、オリンピックの感動を、再び!との想いで駆け付けた人々で賑わっていました。
開会式については、国旗をバックにかわいい子ども達のダンスや、テコンドーによるアクロバティックな演武(ショー?)が披露されるなど、オリンピックとは少し異なる構成で韓国の幅広い企画性を感じることができます。
ソチ2014大会の6個を上回るメダル獲得を目指す日本選手団は、アルペンスキー女子座位の村岡桃佳選手が旗手を務め、平昌大会の日本選手を象徴する「サンライズレッド」のウェアで入場すると、なんだか身震いするほど感動の再燃が蘇ります。日本からテレビ観戦されていた方も同じ思いだったと思いますが、観客席からスタジアムに入場する日本選手団を見る際に、今回のウェアは凄く印象的で、カラフルなサンライズレッドが遠くからも視認でき、個人的にも大好きです。
そして、開会式もフィナーレを迎えると、最後の聖火点火には最終ランナーとして2人の選手が・・・。んんっ??ひとりが車いすカーリングに出場する韓国代表のソ・スンソク選手で、なんと、もうひとりは平昌オリンピックのカーリング女子で日本代表のカー娘とも熱戦を繰り広げ、大会銀メダルを獲得した韓国チームのキャプテン、「メガネ先輩」の愛称で話題となったキム・ウンジョン選手ではないですか!!
今回の平昌大会のコンセプトには「スポーツの共存」が掲げられており、オリンピックとパラリンピックのカーリング選手が手を取り合い、聖火を灯すことで「共存」を表現したのがすごく印象的。
最後は、聖火台の背景に赤、青、緑のカラフルな色をした大きな花火が何発も打ち上がり、盛り上がりは最高潮!(実は、この色もパラリンピックのエンブレムである「スリーアギトス」をなぞらえた色合いだったのですね!これはオシャレな演出ですね!)
スタジアム中心には大きなミラーボールが演出を高めるなど、パラリンピックならではの仕掛けが多く感じられ、すごく貴重な体験をすることができました!ぜひ、皆さんも最後までパラリンピックを愉しんでくださいね!
以上、平昌通信レポートでした!
次回もお楽しみに!
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