〔上:館内に飾られる宇黒部の山野草/下:館内ギャラリー〕
「延楽」の創業は昭和12年。当時から雄大な峡谷美と創業者の料理の腕が評判で、
これまで多くの文人や墨客の方をお迎えしてきたそうです。
それもあってか、現在館内のギャラリーには様々な作品が展示されています。
過度な豪華さはないものの、どこか品があり、ホッとする空間になっており、その素朴さに日本の古き良さを感じることができます。
注目したいのは、館内各所に飾られている美しい草花。これらの中には旅館のスタッフの方が朝イチで採ってきた黒部の山野草、ということもあるそうですよ。造られたものよりもあるがままの素朴な良さを大切にする、創業当時からの想いが伝わってきますね。
こだわりの露天風呂
泊まりに来たら、まず体験していただきたいのが露天風呂。
「華の湯」は樹齢400年の檜を使用した露天風呂です。入った瞬間、檜の香りに包まれ、峡谷の美しさが目に飛び込んできます。額縁に見立てた檜の枠から見える美しい自然はもちろん、湯面に写る景色も素敵です。特に秋の紅葉の時期は絵画のような風景を楽しめるためおすすめです。
実はこちらの露天風呂、檜の直線の美しさを表現するため、宮大工さんの手によって造られているんです。
ここでも日本の伝統美を感じていただければと思います。
「琴音の湯」は黒部川の流れをイメージした岩風呂です。
このお風呂の名前の由来は、実際に延楽からちょうど対岸にある小さな可愛らしい滝の名前から付けられています。ぜひその滝も見つけてみてくださいね。
露天風呂はそれぞれ男女入れ替え制です。どちらも素敵なお風呂なので、宿泊当日と翌朝、ぜひ2回入っていただき違いを楽しんでみてください。
客室は全室峡谷向き!四季折々の景色をお楽しみください
全ての客室黒部峡谷に面しており、窓からは川の流れと風が揺らす木々を眺めることができます。
風が心地よい春、緑が生い茂る夏、紅葉が見事な秋、そして澄んだ空気と雪景色が美しい冬。どの季節もそれぞれの良さを味わうことができ、窓辺に座ってその様子を眺めているとあっという間に時間がすぎてしまいそうです。
イチオシの客室はリニューアルしたばかりの「陶」と「石」の露天風呂がついた客室。心地よい季節の香りや黒部川の川音を独り占めしながら、ゆっくりと過ごすことができます。
自分への頑張ったご褒美に、記念日や感謝の気持ちを込めたプレゼントに、贅沢な時間を過ごしてみてください。
富山の幸に舌鼓…
匠の職人技を追求した人気ナンバーワンの「匠膳」(イメージ)
「延楽」は料理人が創業したお宿。
旬の食材を丁寧に調理したお食事は、目にも美しく一品一品こだわりが感じられます。最上グレードの「雅膳」が「延楽」の真骨頂。毎日の仕入れの最高の食材を使うため、お品書きは当日決まります。料理を引き立たせる器はひとつひとつ館主自らが選び抜いたものを使用。
富山の幸を堪能できる、そんな贅沢な時間を過ごすことができます。
昭和11年、発電所の建設を請けた大林組の社長が趣味の謡曲を参考に「延楽」と命名
本日は富山の宇奈月温泉にある「延楽」をご紹介しました。
・雄大な自然美に癒されたい
・露天風呂が好き
・美味しい料理は外せない
・・・そんな方はぜひ予約してみてください!
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