台湾の春節(旧正月)と祝日 2020年版


JTB台湾マイバスチーム

※この記事は2020年1月現在の情報を元に加筆・修正を実施しました

台湾への旅行計画をたてる際に、必ずチェックしたいのが、現地の祝日や、これに伴う連休です。旧暦をベースに祝日が決まることが多い台湾のカレンダーでは、春節(旧正月)や秋の国慶日などの日付が、その年によって変わります。祝日には四季折々の伝統行事やイベントを楽しめるというメリットがある一方で、気を付けたいこともあります。

祝日に特に覚悟しなければいけないのが、道路の渋滞や鉄道の混雑でしょう。ホテルやレストランも普段より予約がとりにくくなり、料金が上がる可能性もあります。台湾現地の人々に加え、最近では韓国や東南アジアからの観光客も押し寄せますので、人気観光地などは非常に混雑します。

旅行の日程を決める際には、以下にご紹介する2020年の祝日をお役立てください。

中華民国開国記念日 1月1日

孫文が中華民国を建国した日を記念した祝日で、新しい年になって最初の祝日でもあります。台北で新年を迎える方は、高層ビルの台北101から打ち上げられるカウントダウン花火が必見です。新年を迎える台北の夜空を華やかに彩る人気イベントで、周辺には大勢の人が詰めかけます。

春節(旧正月) 1月25日

台湾で最も盛大に祝う日、旧暦の元旦は「春節」と呼ばれ、毎年、日付が変わります。2020年は1月25日。この前日に当たる1月24日は、旧暦で1年の最後の日、つまり大晦日に当たる「除夕」で、ここからいわゆる春節の連休がスタートします。振替休日などを含め、2020年のカレンダーでは、春節の連休は7日間連休となります。(1/23~1/29)

大晦日からお正月の三が日の間は、休業する店が多くなります。また春節の連休には、故郷へ帰省したり、旅行する人で、交通機関は大混雑します。宿泊料金などがいつもより高くなったり、予約が取りにくくなったりする場合もあるので、滞在計画は早めに決めるのがおすすめです。

和平記念日 2月28日

平和な世の中を願う祝日。1947年2月28日に発生した反政府運動と、その後の政府による弾圧、いわゆる「二二八事件」の悲劇を繰り返さないように、との願いを込めて制定された記念日です。ちなみに2020年は、2月28日~3月1日が連休になります。

児童節・清明節 4月4日

児童節は、いわゆる「子供の日」で、台湾では比較的、新しい祝日です。

一方、清明節は春の到来を祝う日で、台湾では先祖の墓参りに出かける習慣があります。別名「掃墓節」と呼ばれているのは、これが由来です。日本のお盆に似ているでしょうか。こちらも週末と合わせた連休になり、2020年は4月2日~4月5日が連休です。


端午節 6月25日

端午の節句といえば、日本では5月5日。しかし、台湾では旧暦5月5日になるので、2020年は6月25日になります。また台湾における「端午節」は、日本で私たちが知っている「子供の日」とはまったく異なる祝日となっています。その由来は諸説ありますが、一説によると、紀元前3世紀、楚の国の故事。人々に尊敬されていた政治家、屈原が失脚し、川に身を投げて亡くなると、これを悲しんだ人々が川にちまきを投げ、その遺体を魚が食べないようにした、という話が伝わっています。こちらも週末と合わせた連休になります。(6/25~6/28)

また、台湾で端午節といえば、ドラゴンボート・レースの季節ですが、これも川にちまきを投げるためのボートが由来と言われています。龍の形の長いボートにこぎ手が並び、スピードを競うもので、豪華な装飾が圧巻!もち米、豚肉、干しエビ、シイタケなどが入った美味しいちまきも、ぜひ味わってみてください。

中秋節 10月1日

中秋の名月、満月をめでる行事で知られる三大節句の1つ。こちらも旧暦8月15日に設定しているため、日付は変動し、2020年は10月1日になります。故郷や実家に帰り、家族と過ごすことが多く、温暖な台湾では満月を見ながら、屋外でBBQなどして過ごす場合もあるようです。中華菓子の代表格、月餅は、中秋節を祝うお菓子として有名です。2020年は、10月1日~10月4日が連休になります。

国慶日 10月10日

中華民国台湾の国家記念日で、政府が式典やパレードなどを開催します。清朝に反旗をひるがえす辛亥革命の引き金となった事件が起きた日が1911年10月10日で、この日を記念した祝日です。2020年は、10月9日~10月11日が連休になります。

いかがでしたか?カレンダー上で飛び石連休が発生すると、間の平日を「特別休日」とし、なるべく長い連休にかえてしまうという台湾の制度、なかなか興味深いです。旅行に出かけるチャンスが増えることにもつながりますから、日本もぜひ真似してほしいですね。

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