台湾の2016年旧正月(春節)と現地の営業予定
台湾では2月に入ると、1年で最も大切な休暇「春節(チュンジエ)」が始まります。春節とは旧暦のお正月のこと。旧暦なので、日本と違い毎年日にちが変わるのが特徴です。
2016年の春節の休暇は2月6日(土)~14日(日)。7日が除夕(チューシー:大晦日)、8日(月)が初一(チューイー:元旦)となります。
レストランやショップ、観光施設などは、除夕に早目に閉店となり、初一を休みにするところも少なくありません。
台湾の人々は除夕に家族や一族で集まるのが習わしです。ですから、除夕の前日や当日は家族の元に帰ろうとするローカルの人々で、電車も飛行機も道路も大変な混雑となります。皆で夕食を囲み、絆を確かめ合うのが大晦日の過ごし方。そして初一には、皆で寺院や廟へお参りします。
とはいえ台湾では、1年のうちで長い期間休めるのは春節の他あまりないため、最近はこの時期に海外旅行に出かける人も増えてきたそうです。
除夕の1週間前~除夕の昼頃まで迪化街(ディーホワチェ)などの問屋街は買い物客でごった返しますが、お店は夕方にはたたみ始め、人々も潮が引いたようにいなくなっていきます。そして初一からの三が日は、ショップやレストランなどは多くが休みとなります。お店によってはコンビニエンスストアも閉まります。
春節最大のイベント、ランタン(天燈)フェスティバル
春節の休暇は1週間前後で終わりますが、休暇後もお正月気分は続きます。春節最大のイベント、正月15日の「元宵節」のランタン(天燈)フェスティバルが待っているのです。ランタンフェスティバルは各地で行われる行事ですが、最も人気が高いのは、十分の街でしょう。人々は火を灯してゆっくり空へと上昇するランタンに、1年の願いを込めます。
主な観光スポットやレストラン、ホテルなどの営業予定
春節の休暇中は、乗り物のチケットがとれなかったり、お目当てのレストランが春節休暇だったりと、平常時とは街の様子が変わります。この時期の旅行を予定している方は、事前に営業状況などを確認されることをお勧めします。
主な観光スポットやレストラン、ホテルなどの営業予定は以下の通りです。
観光スポット
○故宮博物院…2/7(日) 8:30~16:00
○中正記念堂…2/7(日)~2/8(月)休館
○龍山寺…旧正月期間開放
○中烈祠…旧正月期間開放
○台北101屋外展望台…2/7(日)9:00~18:00(天候により臨時閉鎖することがあります)
(台北101室内展望台…2/8(月)~平常通り営業)
ローカルレストラン
○鼎泰豐(本店)…2/7(日)~2/9(火) 店休
○鼎泰豐(台北101)…2/7(日) 15:00まで(予定)。
○欣葉本店…2/7(日)は満席&スペシャルメニュー。除夕以外は平常営業。
○丸林…2/7(日)~2/13(土) 店休
○點水樓(懐寧)…2/7(日)16:00まで(予定)。
ホテルレストラン
○西華(シャーウッド)ホテル「怡園」…2/7(日)はスペシャルメニュー。
○喜來登(シェラトン)ホテル「辰園)…2/7(日)ディナーは満席&スペシャルメニュー。
○三德(サントス)ホテル「承德樓」…2/7(日)~2/12(金)はスペシャルメニュー。