台北から日帰りで猫空へ!茶藝館でお茶を楽しもう

JTB台湾
飯田尚美

台北から日帰りで楽しめる猫空(マオコン)へショートトリップしてみませんか。
猫空は「木柵鉄観音」で世界的に知られるお茶の名産地。山あいにある茶畑の合間にはお茶農家が営む茶藝館が点在しています。本場の鉄観音茶をこだわりの入れ方で味わったり、ロープウェイで高台に上がり、遠く台北市内を望んだり。台北からの日帰りショートトリップにぴったりな猫空を、JTB現地スタッフがご案内します。

猫空ロープウェーは、台北動物園のすぐそばから出発します。

市内から簡単に行ける猫空



猫空(マオコン)は、猫好きなら1度地名を見ただけでインプットされてしまいそうな地名ですが、猫の楽園の街というわけではありません。実は台湾を代表するお茶の一大産地で、猫空の「木柵」地区で生産される「木柵鉄観音」の名は、お茶に詳しくない人でも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
猫空は標高500m前後の山々に囲まれた中にあり、猫空も標高300mと少し高いところにあります。台北市内からだと、MRTに乗って40分程度で市内中心とはまったく違う、猫空の緑豊かな山と広がる茶畑の景色に出合えます。

**猫空への行き方**
台北市内からはMRT(台湾地下鉄)で移動するのが便利です。猫空のMRT最寄駅は「動物園」駅です。
例えば淡水信義線中山駅からなら…
MRT淡水信義線「中山」駅から「大安」駅へ移動、「大安」で文湖線乗り換え、終点「動物園」駅で下車です。中山駅から動物園駅までは約40分です。
動物園駅下車後、徒歩で猫空纜車(ロープウェー)へ移動し、ロープウェーで猫空まで一気に上がりましょう。

 

はずせないのはお茶!



猫空は山中に広がる茶畑に囲まれた小さなエリア。かつては農村に過ぎなかったこの町が注目されるようになったのは、いくつかの農家が観光茶園や茶藝館を開いたことがきっかけでした。
茶藝館の多くは深夜営業や24時間営業なので、夜景とともにお茶をしようと多くの学生などが押し寄せるようになり、人気に火が付いたのです。
現地スタッフおすすめの過ごし方は、こんな感じです!

1:猫空エリアには農家が営む茶藝館がいくつもあり、またロープウェー駅近くには屋台も出ています。ロープウェーで猫空まで上ったら、まずは屋台で台湾風ソーセージや豆花(豆腐プリン)などの小吃(軽食)の食べ歩きでお腹を満たし、それから、歩いてお目当ての茶藝館へ行ってみましょう。

2:茶藝館ではまずお茶の種類を選び、店員さんがお茶葉やポット、茶道具一式を持ってきてくれます。台湾は銘茶の産地なので様々なお茶がありますが、よくわからなければ猫空の「木柵鉄観音(ムウツァーティエクワンイン)」や、木柵周辺で作られている「文山包種茶(ウェンシャンバオジョンチャ)」がおすすめです。
また農家の茶藝館なら、そこで作られているお茶をいただくのもおすすめですよ。
茶藝館と聞くと「作法がわからない…」とためらう方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫。
作法が分からない方には、お茶の入れ方を教えてくれますよ。景色を眺めながら自分でお茶を入れて飲むと、きっとより美味しく感じられるはず。
茶藝館でのゆったりした時間は、日々の慌ただしさを忘れさせてくれます。

3:猫空エリアに点在する茶藝館は、場所によってはカフェテラスから台北101や市街が一望できます。
またお茶の葉を料理として出す「茶葉料理」を用意している茶藝館もあります。

4:猫空纜車(ロープウェー、Maokon Gondola)
猫空への観光客の足となっているのがロープウェーです。全4駅で、約4kmの急勾配を20分程度で上っていきます。一般車のほかに、床がガラス張りになった下を望めるクリスタルキャビンもあり、人気があります。このクリスタルキャビン、乗車料金は一般車の2倍とちょっとお高めですが、家族連れやカップルにお勧めです。

猫空ロープウェーでは、MRTで利用できるIC型プリペイドカード「悠遊?」(ヨウヨウカー、Easy Card)で乗車することができます。コンビニなどでの支払いにも使えるので、台北でたくさん歩きたいという方は、1枚持っておくと便利です。MRT改札口のインフォメーションや主なコンビニで買えます。

猫空でお茶や景色に癒されたら台北市街でおいしいものを食べに行きましょう。JTB台湾ではさまざまなミールクーポンもご用意しています。参考にしてみてください。

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飯田尚美

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