タイの秘島で大人のバカンス!サムイ島からフェリーで行く無人島・離島ホッピング

JTBタイ支店
Rattiya

タイで3番目に大きな島・サムイ島はリゾートとして知られていますが、実はこの島からさらに、さまざまな島へ行くことができます。フェリーで訪れると、そこはダイビング、シュノーケリングのパラダイス!個人で行くのに不安を感じる方は、アイランドホッピングツアーもいろいろと用意されています。サムイ島からフェリーで行く離島の魅力を、JTB現地スタッフがご案内しましょう!

離島へのアクセスが簡単なサムイ島



タイで3番目に大きな島・サムイ島は、プーケットと並び世界中から旅行者が訪れる人気のリゾートです。プーケットのあるアンダマン海とは反対側のタイ湾に浮かび、「ココナッツ・アイランド」の愛称の通り、島の大半をココナッツ林が覆う、緑の楽園です。
以前はヨーロピアンを中心としたバックパッカーや本格派のダイバーたちが、美しい海や砂浜を求めて訪れる秘境でしたが、今では5つ星級のホテルがビーチに立ち並ぶほどに。けれど、「ココナッツ(ヤシの木)より高い建物は建てない」という条例によって、島の自然と調和した、穏やかな街並みを大切にしています。

サムイ島でのんびりとビーチでくつろぎアクティビティを楽しんだら、思い切って船で離島に行ってみませんか。
サムイ島の周辺には、手つかずの自然が残された島が点在します。そのほとんどは無人島ですが、中にはダイビング、シュノーケリングスポットとして旅行者が楽しめる島もあります。

ダイビング、シュノーケリングといえばタオ島



かつては知る人ぞ知るスポットとして、欧米のダイバーたちが船を乗り継いでやってくる秘島、というイメージでしたが、近年はそのイメージを一新。おしゃれなレストランや高級ホテルがオープンし、より多くの旅行者が気軽に行けるようになりました。
とはいえ、サムイに比べればはるかにのんびりとした「タイの小島」の雰囲気は変わらず。ジャングルに覆われ車も少ない景色で、人々をリラックスさせてくれます。

一番のアクティビティは、もちろんダイビングとシュノーケリング。
島内にはダイビングスクールがいくつも建ち、日本からライセンスを取りにくる人も少なくありません。
シュノーケリングなら島のどのビーチでも気軽に体験できます。手軽に体験できるのは、島の玄関口のメー・ハート湾のすぐ北のサーイリービーチがおすすめです。

<タオ島への行き方>



サムイ島の北、約60kmに位置しています。
旅行者がより手軽に行けるのは、サムイ国際空港のすぐ北にあるバーン・ラック港から出ている高速フェリー。途中にあるパンガン島を経由して、タオ島のメー・ハートまで2時間前後です。
また空港からは少し離れますが、メー・ナーム港から出るカタマランボートなら、パンガン島経由で1時間40分前後でタオ島(メー・ハート)に到着します。
それぞれ片道600バーツ(THB、2017年4月現在)。

さらにダイバーが目指すのはナンユアン島

タオ島のビーチも美しいのですが、実はダイバーたちがさらに行きたがるのは、タオ島の西北沖に浮かぶ小島・ナンユアン島。
この島の周囲はどこをとってもダイブスポットと言っても過言ではない透明度の高さです。もちろんサンゴも棲息しているのでシュノーケリングもOK。タオ島からはボートでわずか15分。また潮が引くと砂浜でつながって歩いて渡ることもできます。
メー・ハートから定期船(ボート)が1日2便。所要時間は約15分。そのほかロングテールボートも手軽にチャーターできます。

タオ島にくっつくように浮かぶナンユアン島。干潮時には砂浜でつながります

フルムーンパーティで知られるパンガン島

サムイ島から30分~1時間弱で行けるパンガン島。この島は満月の夜に行われるフルムーンパーティで知られる島で、当日は多い時には1万人ものツーリストが集まるとか。フルムーンの他にもハーフムーン(半月)、ブラックムーン(新月)などのパーティも行われています。
フルムーンパーティは、島の最南端のサンライズビーチ周辺で行われ、当日は朝から大変な人混みとなります。
とはいえ、パーティ以外の日に訪れると、のんびりとアジアの島のバカンスを過ごせます。パンガン島は、入江に囲まれた静かなビーチが多いので、実は何もせずに風に吹かれて過ごすには最適の島。サムイの賑わいにちょっと疲れたら、パンガン島まで足を延ばしてみては。

<パンガン島への行き方>



パンガン島の主な埠頭はトン・サラ。通常はサムイの北のバーン・ラック港やメーナーム港、島西側のナー・トーン港などからトン・サラ行きの船が出ています。片道30分程度です。
フルムーンパーティに参加する場合は、バーン・ラック港の隣り、西側にあるビッグ・ブッダ埠頭から、会場近くのハート・リン埠頭までの船が出ます。こちらは1時間弱かかります。
料金は片道300THB。

アイランドホッピングを楽しめるアントン諸島

サムイ島の北西約30kmにある大小40余りの群島がアントン諸島で、全体が国立公園に指定されています。ここでアイランドホッピングをしながらシュノーケリングや島内散策などを楽しめます。サムイ島からは船で約2時間。島々を巡りながら1日を過ごすので、通常はランチなども付いたツアーを利用するのが一般的です。人気があるのはウア・タラップ島でのシュノーケリングやメーコ島のエメラルドグリーンが美しい塩水湖の眺めで、アントン諸島の人気スポットの一つです。

サムイ島から行く離島は、個人でフェリーに乗っていくこともできますが、島でダイビングやシュノーケリング、アイランドホッピングなどを楽しみたいなら、現地発のツアーがよりおすすめです。往復のフェリーはもちろん、現地での機材、インストラクター、ポイントへの案内などすべてが含まれていますので手軽で安心です。
また、船酔いが心配な方は酔い止めの薬を持っていかれることをおすすめします。海の状態によっては多少揺れることもあります。
サムイ島を訪れたら離島にも足を延ばしてみてくださいね!

大小50の島々が浮かぶアントン諸島。全体が国立公園に指定され保護されています

この記事でご紹介したスポット

この記事を書いたレポーター

Rattiya

エリアから探す

地図から探す

記事タイプから選ぶ

旅のテーマから選ぶ

旅行スタイルから選ぶ

日付から選ぶ