ニュージーランド南島でルピナスの花と美しい景色に出会おう![2023年5月更新]
薄いピンクや濃いピンク、紫といったカラフルな色の花「ルピナス」。夏になると、ニュージーランド各地で花を咲かせます。とりわけ南島マッケンジー地方はルピナスの群生地として知られ、湖畔や河川沿いに紫やオレンジ、ピンクの花を咲かせています。ルピナスの群生とニュージーランドらしい氷河湖や山々1枚の写真に収めるフォトジェニックスポットをJTB現地スタッフがご紹介します。
ルピナスの群生エリアは? 見頃は?
ルピナスはピンクや白色、紫や青色、黄色やオレンジ色の花をつけ、まるで藤の花を逆さまにしたような花びらがとてもかわいらしい花です。11月頃からニュージーランド各地で咲き始め、とりわけ南島では幅広いエリアでルピナスが群生し、その彩鮮やかな花々は真っ青な空と白い雲、湖、遠望する山々とのコントラストが際立ちます。ルピナスの見頃は11月上旬から1月上旬ごろまで。特にフォトジェニックなスポットとして知られているのが、南島のマウントクックやテカポ湖畔です。
フォトジェニックスポットでイチオシ!
マウントクックとテカポ湖畔
世界遺産にも登録されるアオラキ/マウントクック国立公園、そして満天の星空の町として知られるテカポ湖畔を訪れる南島ゴールデンルート。どちらもクライストチャーチからクイーンズタウンへと向かう際、その中間あたりに位置しています。因みに、アオラキ/マウントクック国立公園からテカポ湖畔までは、車で1時間40分程でアクセスできます。
クライストチャーチから車に乗って4時間超のアオラキ/マウントクック国立公園。日本だけでなく世界各地から観光客が訪れ、インスタグラマーにも人気のスポットです。ドライブやハイキングなどで、ダイナミックな山岳風景に圧倒されるはず。ルピナスの花が咲くシーズンなら、イチオシのフォトジェニックスポットが、ミルキーブルー色のプカキ湖(氷河湖)越しにルミナスの花々を入れて、背後にはニュージーランド最高峰、万年雪を頂くマウントクックを遠望するワンカット! 南北に細長いプカキ湖の北端はアオラキ・マウントクック・ビレッジから25Kmほど離れています。
一方、テカポ湖畔もルピナスが群生するエリアです。テカポ湖周辺は、星空観察で大変有名ですが、実は昼間に湖畔を散策したり、周辺のハイキングコースを歩いていると、季節や天気、時間帯によっても変化するテカポ湖面の色とカラフルなルピナスの花弁の色の調和の美しさに圧倒されます。角度を変えて、合わせるピントを変えて、どれだけ写真を撮っても足りないぐらい。
え? カラフルなルピナスは嫌われもの?
最後に、ちょっと意外かもしれませんが、カラフルな色の花ルピナスは、一部ではちょっとした嫌われもの(!?)なのだとか。北アメリカ原産のルピナスは、ニュージーランドでは繁殖力の強い外来種であり、河川敷に生息する絶滅危惧種の野鳥(ハシマガリチドリ、チャオビチドリ、クロセイタカシギなど)への悪影響などが指摘されています。ニュージーランド原産の花は白を中心に薄い色の花弁が多いようで、強い発色のルピナスは少し異質かもしれません。ただ、やっぱり、青い空と湖と遠望する山並みとともに見るルピナスはとてもフォトジェニックです!
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