ウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園の行き方と見どころ

JTBニュージーランド
メェ子

ニュージーランドには14の国立公園があり、総面積は30,000平方キロメートルを上回るそう。大自然溢れるこれら国立公園は多くの人々を魅了し、大自然や野生の動植物と触れ合う絶好の機会を与えてくれています。今回は南島の西海岸にあるウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園についてJTB現地スタッフがご紹介します。

近くに聳えるニュージーランド最高峰アオラキ/マウントクック。

タイ・ポウティニ国立公園への行き方



ウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園は、南島西海岸のちょうど中ほどに広がり、近くには、ニュージーランド最高峰アオラキ/マウントクックが聳えます。クイーンズタウン発とネルソン発の長距離バス路線が運行され、同国立公園内にあるフランツジョセフ氷河やフォックス氷河のベースとなる村へアクセスできるようになっています。長距離バスの場合、所要時間は約8~10時間程度。長いバスルートですが、とりわけワナカからワナカ湖沿いを走りハースト峠を越えて氷河へと至るルートは車窓の風景も旅の大きな楽しみのひとつと言えます。これら氷河のベースとなる2つの村には宿泊施設やレストランなどの飲食店が点在しています。

トレッキングとバードウォッチング



同国立公園は、氷河と草原と湖、湿地帯、そして海岸沿いといった多彩な風景が広がります。トレッキングやウォーキングルートが数々整備され、30分程度から数日かけて歩くコースもあるほど。例えば、子供も一緒に歩けるルートのひとつに、フランツジョセフ村の南に位置するウォンバット湖の周囲を約1時間30分(往復約3.8km)かけて歩くLake Wonbat Track(ウォンバット湖トラック)があります。リムの森を抜けて穏やかな湖へ、シダ植物が茂り、気持ちのよい自然を感じながらのウォーキングが楽しめます。

また、同国立公園内にある天然温泉ウェルカム・フラットへと歩くトレッキングコースは約18kmで、1泊2日コース。フォックス氷河の南約26kmのあたりに駐車場があり、そこに車を止めてトレッキングを開始。この駐車場からコープランドトラックを6~7時間程も歩いて、ようやくウェルカム・フラットに到着です。山小屋とキャンプ場(環境保全省運営)がありますのでそこで1泊。山小屋のすぐ近く、大自然の山中にある天然温泉で疲れた身体を癒すなんて最高です。年間を通してアクセスできるトレッキングルートですが、夏と秋に出かけるのがおすすめ。

このほかにも、マセソン湖などの湖や川で楽しむカヤッキング、コトゥク(シラサギ)などの野鳥が飛び交う湿地帯や森林でのバードウォッチングも人気のアクティビティ。

氷河を目指してやってくる観光客

ウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園といば、氷河です。なかにはタスマン海のすぐ側の低地まで氷河が達しているところもあるほど、身近なところに氷河があります。同国立公園の中でもフランツジョセフ氷河とフォックス氷河は最大の見どころと言えるでしょう。日本では迫力ある氷河を間近に見て、氷河の上を歩くなんてことはできませんが、ここでは気軽に氷河に親しむことができるのです。ベースとなる村から車で氷河の末端近くまで行き、氷河の上を歩くウォーキングツアーや、ヘリコプターで上空から氷河を眺めた後に氷河に降り立ち、そこから氷河ウォークを楽しむことも。水色が美しい氷河の上を歩き、氷でできたトンネルを抜けて歩く氷河ウォークはイチオシのアクティビティです。

いかがでしょう。ウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園は、自然が好きな方なら気に入っていただけると思います。

なお、マウントクック発着の氷河やトレッキングなどのアクティビティを楽しみたい方は、以下の現地ツアーがおすすめです。

氷でできたトンネルは探検気分が高まります。

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