ニュージーランドの氷河

JTBニュージーランド
メェ子

ニュージーランドには、サザンアルプスに約360もの氷河が分布するそうで、ニュージーランドにいる限り、自分の足で氷河の上を歩いて氷河を体感し、雄大な氷河の全景を見たいと思っていました。で、ようやく実現しました! 今回は、氷河ウォーク&ヘリ体験をレポートします。 訪れたのは、南島の西海岸あたりのサザンアルプス(脊梁山脈)のウェストランド国立公園にあるフランツジョセフ氷河です。サザンアルプスは、南島の西側にある脊梁山脈で、19もの3000m級の峰があり、数々の大規模な氷河が分布します。クライストチャーチからフランツジョセフ氷河までは、車で5時間あまり、長距離バスを使うと、約7時間かかります。

きれいな氷河の水色にうっとり。ここも歩いて通り抜けます。

氷河ウォークの服装と必須アイテム




ツアーに参加する前に気になるのが服装です。山頂では雨が降ることも十分に予想されますので、防水のフード付きジャケットをおすすめします。ジーンズはNGです。また、夏であっても氷河の上はとても寒く、1~2度といったところ。しかも山の天気はころころ変わりますので、重ね着対応が必要です。かばんはリュックサックやウエストポーチ。肩にかけたり、たすき掛けしたりするバックはNGです。これは、両手が空いた状態で氷河ウォークするため。そして、サングラスや日焼け止めも必須アイテムです。 多くのツアーでは、ニット帽、ウインドブレーカー、ウエストポーチ、氷河ウォーク用の専用スパイク付きブーツ、あるいはアイゼン(尖ったスパイクのようなもの)などを無料で貸してくれますので安心です。

いよいよ氷河ウォーク



ベースタウンは、その名もフランツジョセフ。この小さな町のグレイシャーベースからヘリに乗って、フランツジョセフ氷河を目指します。この日は、氷河付近が悪天候だったため、出発が30分遅れました。ガイドさんに中止になるかもっと言われた時はがっかりしましたが、ヘリが飛んで一安心。フランツジョセフ氷河を空から存分に眺め、さらに空からの雄大な景色を楽しみつつ、ヘリに乗って約10分で、氷河に降り立ちました。まずは、氷河を歩いても大丈夫なように専用の靴に履き替えます。これで氷河の上を歩くのにも、滑らず安心。

氷河を登るのに作られた階段を上がったり、穴をくぐったり、自然が作るクリアな水色がとても美しい氷と氷の狭い空間や氷河トンネルを歩いたり、両サイドに切り立った氷の壁の間を通ったり。アドベンチャー気分たっぷりのルート。ゆっくりとしたペースで歩いてくれるので、写真を撮りながら、楽しみながら、氷河の上を歩けます。ガイドさんが案内する約2時間の氷河ウォークを楽しみました。安全面に考慮して、ガイドさんたちが、観光客が歩けるかを毎回チェックしているので、時には異なるルートを歩くこともあるようです。

フランツジョセフ氷河ウォーク&ヘリコプター遊覧ツアー

氷河に降り立ち、まずは専用の靴に履き替えます。

氷河の上を歩きます!!

ニュージーランドに限らず、近年では、地球温暖化などの影響で、急速に氷河が融解し、後退が著しいとニュースで取り上げられています。今回、実際に空から氷河を見て、そして氷河を歩き、氷河がどれだけ後退しているか目の当たりにしました。気が遠くなるほどの時間をかけて形成された氷河が数年、数十年で後退を続けているのです。氷河を守るために何ができるのか、同時に、いつか、氷河ウォークのツアーすら無くなってしまうのかもっといった心配も。早めに氷河ウォーク参加しておいた方がいいかも・・・。

フランツジョセフ氷河の南、車で10分ほどのところに、フランツジョセフ氷河と並んで人気の高いフォックス氷河があり、こちらも氷河ウォークやヘリハイクなどを楽しめます。どちらの氷河ウォークも、ベースとなる町から車で氷河近くまでアクセスし、そこから氷河を目指し、氷河ウォークを楽しむ半日、1日ツアーもあります。

また、フランツジョセフ氷河やフォックス氷河の他にも、ボートクルーズでタスマン氷河(アオラキ/マウントクック国立公園内)を間近に見ることもできます。JTBでも氷河ボートツアーをご用意しています。ご参考まで。
アオラキ/マウントクック国立公園は、ウェストランド国立公園のほぼ南側に位置しています。

ボートクルーズでタスマン氷河をみる

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