ニュージーランドのクライストチャーチ空港から徒歩10分の南極
ニュージーランドのクライストチャーチ国際空港のすぐ側に国際南極センターがあるのをご存じですか?意外な感じもしますが、クライストチャーチ空港は南極への玄関口。ここから南極を目指す関係者は少なくないそう。クライストチャーチで南極世界を疑似体験してはいかがでしょう。JTB現地スタッフが国際南極センターへの行き方とともに見どころを紹介します。
国際南極センターへの行き方
クライストチャーチ国際空港は、知る人ぞ知る南極への玄関口。クライストチャーチ国際空港から南極を目指す関係者も多いそう。各国の研究者や調査隊、南極基地関係者らが南極を目指すのでしょうか。クライストチャーチ国際空港会社が1990年、クライストチャーチと南極の関係を知ってもらおうと開設したのが国際南極センター。体験型の学べる屋内アミューズメントパークです。
クライストチャーチ国際空港から徒歩でも10分程度でアクセスできる好立地。また、クライストチャーチ市内のカンタベリー博物館(Canterbury Museum)前から無料のシャトルバス(Penguin Express Shuttle)が運行されています。空港に行く途中で、あるいは空港からクライストチャーチ市内に行く際に“南極体験”する場合でも、同南極センター入口付近に大きさの異なるコインロッカーが設置されていますので、スーツケースなどの荷物を預けられ安心です。
南極を疑似体験
入場時に“地図”を受け取ってから“南極探検”スタートです。南極の厳しい寒さと雪と氷の世界が体験できるAntarctic Storm(南極ストーム)。マイナス5℃ほどの室内に入り、冷風機によって作りだされたマイナス18℃の風を感じるなど、まさに南極の大地を疑似体験。体験する部屋に入る際には、暖かいジャケットや靴の上から装着するオーバーシューズを貸出していますので寒さ対策も万全。
4Dシアターでは3D撮影された南極の映像を楽しめます。もちろん「4D」ですので、座席が揺れたり、水しぶきが飛んできたりと五感も刺激され臨場感たっぷりバーチャルに南極を体験できるはず。
さらに、屋外のアトラクションでは、南極で使われている特別仕様の雪上車ハグランド号に試乗するHuggland Ride(ハグランドライド)。約20分のスリルあるエキサイティングなアクティビティ。南極さながらに“氷原”を走り、凸凹道を通って丘を越え“クレバス”を横切って水の中を走ります。実際に敷地内を走りますので、しっかりとシートベルトを締めてつり革を握ってください。
リトルブルーペンギンに会いに行こう!
南極センターでも人気の高いコーナーが、リトルブルーペンギンを間近で見ることができるPenguin Encounter(ペンギンエンカウンター)。世界一小さな愛らしいペンギンの泳ぐ姿や歩く姿を見られるチャンスです。ここには救出され、野生に戻すと生存が難しいブルーペンギンを保護しているそう。自然に近い状態でリトルブルーペンギンが飼育されています。
1日2回(10時30分と15時30分)餌を与える時間が設けられ、このときはより活発な姿のブルーペンギンに出会えます。餌やりの時間は変更になることもあるので、入館時に確認することをおすすめします。
このほかにも、南極探検時代に使われていた道具類が展示され、小屋なども再現されるなど、探検の記録や出来事も紹介。生息する野生動物、人間が地球に与える影響など環境に関する展示など、インターラクティブな展示が多く、見学の時間はあっという間に過ぎてしまいます。
国際南極センターの開館時間は9時~17時30分、併設するカフェは8時~17時の営業です。館内ではオーディオガイドが用意されていて、日本語バージョンもあります。
いかがでしょう。大人から子供まで楽しめる国際南極センターはクライストチャーチの見逃せないアトラクションのひとつです。クライストチャーチに旅行の際は、ぜひ、“南極体験”されることをおすすめいたします。