クライストチャーチ(ニュージーランド)市内観光の楽しみ方[2023年5月更新]

JTBニュージーランド
メェ子

英国よりも英国らしいなんていわれる、ニュージーランド南島のクライストチャーチ。ガーデンシティの愛称で親しまれるクライストチャーチは、2023年5月現在で約1200以上もの公園が点在し、緑豊かな癒やしの空間が広がります。今回はクライストチャーチのおすすめの観光スポットをご紹介します。

クライストチャーチへの行き方と気候

クライストチャーチは南島最大の都市です。シティ(市街地)の北西に位置するクライストチャーチ国際空港は、車でわずか20分ほどでシティ中心部へアクセスできます。市内を走る路線バスや空港シャトルバス(乗り合いタイプのタクシーのようなもの)、あるいはタクシーなどの公共交通機関も充実しています。また市内の移動には、トラムや路線バスを利用すると便利です。レンタカーでクライストチャーチと郊外の観光地を巡ってもいいかもしれません。

これからの時期はとても過ごしやすいのがクライストチャーチです。12月から2月頃にかけては、もっとも暖かい季節で、日本でいう初夏といった気候です。晴天の日が多く、この時期のクライストチャーチの平均最高気温は21、22度ほど、平均最低気温も11、12度ぐらいと過ごしやすい日が続きます。

クライストチャーチ四季を感じ、緑を楽しむ

2011年2月に起きた大地震によって倒壊した、クライストチャーチのシンボルでもあった大聖堂。トラムや路線バスの乗り場もありますので、滞在中の拠点と考えてもいいかもしれません。大聖堂広場から5分ほど東へ歩いたところにあるセント・ジョーンズ・アングリカン・スクエア教会跡地に、日本人建築家の坂茂氏設計による紙管でできた仮設大聖堂があります。

特殊加工を施した紙でできたカードボード・カセドラル。一見の価値ありです。 大聖堂広場からカテドラル・スクエア沿いを歩いて西へと行くと、エイボン川が見えてきます。お天気が良い日などは、エイボン川沿いの芝生で本を読んだり、ランチをしたりする人の姿を見かけるでしょう。

川辺ではカモや水鳥の姿を見かけることもしばしばで、パントと呼ばれる舟に乗ったり、レンタルしてカヤッキングを楽しむのもおすすめです。エイボン川はシティ中心にあるハグレイ公園の中を流れていきます。

ハグレイ公園は、リッカートン通りを境にして北と南に分けることができ、北側にはクライストチャーチ植物園があります。毎年110万人以上が来園する人気の植物園で、朝7時から開園していますので、ちょっと早起きして朝の散歩を楽しんではいかがでしょう。まずはビジターセンター(8:30オープン)で園内の各種インフォメーションをゲットしてから散策へ。

カフェも併設されていて、地元の人にも人気のリラックスポイントになっています。植物園内はガイドツアーもあります。エイボン川沿いからハグレイ公園あたりまでを、サイクリングやジョギング、ウォーキング、あるいはカヤッキング、パンティングすれば、クライストチャーチの色鮮やかな四季を感じることでしょう。 ハグレイ公園から西へとエイボン川を上っていくと、名門国立カンタベリー大学のキャンパスがあります。1873年創立の歴史ある大学。エイボン川と平行してキャンパス内を走るユニバーシティドライブは桜の名所としても知られており、春先には満開の桜が出迎えてくれます。

クライストチャーチ植物園(Christchurch Botanic Gardens)
住所:Hagley Park, Christchurch
電話:+ 64 3 941-8999
URL:https://www.ccc.govt.nz/cityleisure/parkswalkways/christchurchbotanicgardens/index.aspx

国立カンタベリー大学(Auckland Domain Wintergardens (Public))
住所:Park Road, Grafton, Auckland
電話:+ 64 9 3792020

大聖堂(震災前の写真)

キーウィに会える!ウィローバンク野生動物園

シティからから車で約20分、クライストチャーチ国際空港からは車で約5分、クライストチャーチ郊外にあるウィローバンク野生動物公園も、おすすめ観光地のひとつ。なんといっても、ニュージーランドの国鳥でもある飛べないキーウィをはじめ、この国固有の野鳥を自然に近い状態で見ることができます!

キーウィはくちばしが特徴的で、絶滅危惧種に指定されている鳥。同野生動物公園では、キーウィを自然環境に近い形で飼育していて、最終的には自然環境に返す活動を行っています。キーウィ以外にも、絶滅危惧種のツル目クイナ科のタカヘ、オウム目フクロウオウム科のケア(キーア)や同インコ科のカカなどを見られます。

園内は原生林を模しており、池が広がり、野鳥が飛び交ったり、木の上のオマキザル(ブラック・カプチンモンキー)を見たり、ワラビーが目の前を通ったり。

ウィローバンク野生動物公園(Willowbank Wildlife Reserve)
住所: 60 Hussey Road, Northwood, Christchurch 8051, New Zealand
電話:+ 64 3 359 6226
URL(英語):https://www.willowbank.co.nz/

ユニークな国鳥キーウィは、ウィローバンク野生動物公園で見られます。

閑静な高級住宅街が広がる小高い丘から町を一望に

クライストチャーチの町の南側にある小高い丘カシミアヒルへと上れば、シティやシティの南東に位置する港町リトルトン付近を一望にできます。カシミアの丘へはシティから車で約10分、ハイキングで、あるいは自転車でも登ることもできます。また、丘の中腹にはチューダー様式の古城風の建物がステキな高級レストラン、サイン・オブ・ザ・タカヘがあります。もともと参道に建つ休憩所だった建物だそうで、これまでにもクリントン元米大統領をはじめ、数々の著名人や有名人がこのレストランで食事をしたそうです。

カシミアヒルからも一望できる港町リトルトンは、クライストチャーチ市街地から車で約20分。クライストチャーチへの最初の入植者らが1850年、リトルトンの港から上陸したという歴史ある町です。南極探検時代にはこの港が出発基地として利用されていました。おすすめは、毎週土曜にロンドンストリートで開かれる、リトルトン・ファーマーズ・マーケットです。

サイン・オブ・ザ・タカヘ(Sign of The Takahe)
住所:200 Hackthorne Road,Cashmere Hill, Christchurch, 8001, New Zealand
電話:+ 64 3 332 4052

リトルトン・ファーマーズ・マーケット(Lyttelton Farmers Market)
住所: London Street(町の中心部)
URL:https://www.lytteltonharbour.info/

いかがでしたか?クライストチャーチ市内観光の際はぜひご参考になさってくださいね。また現地では市内観光のツアーもあります。

JTBでもガーデンシティ、クライストチャーチの庭園や一般家庭のプライベートガーデンなどを見学し、ウィローバンク野生動物公園を訪れる観光ツアーもご用意しています。また、クライストチャーチ市内の見所を約3時間で巡るシティハイライトツアーも。旅のご参考にどうぞ。

  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY15,131〜
    大人1名様あたりのご料金です。
    ※価格は予告なく変更になることがございます。
    クライストチャーチ版のブラタモリ風に、よりローカル感にこだわり、日本とニュージーランドを意識した内容、ローカルからの視点、生活体験など、深く内容あるガイディングをいたします。
  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY41,501〜
    大人1名様あたりのご料金です。
    ※価格は予告なく変更になることがございます。
    日本語ガイドがご案内するツアーにのって、ニュージーランド南島東海岸、太平洋に面したカイコウラの町へ向かいます。カイコウラの港から、小型ボートに乗ってクジラ、イルカに会いに出発です。沖合で戯れるクジラたちの姿を間近でご覧いただきます。またオットセイの繁殖地もご案内いたします。

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