ニュージーランドがロケ地に選ばれる理由

JTBニュージーランド
メェ子

ニュージーランドでは多くの映画が撮影されています。

ニュージーランド出身のピーター・ジャクソン監督が手掛けた「ロードオブザリング」シリーズや「ホビット」シリーズが有名ですが、他にもたくさんの映画がこの国で撮影されています。

ニュージーランドがロケ地として人気を集める秘密を探ってみましょう。

「ロードオブザリング」でも撮影されたグレノーキーの風景

住宅や人工物がないありのままの風景が魅力

ニュージーランド出身のピーター・ジャクソン監督が手掛けた「ロードオブザリング」3部作は、この国の美しさを世界に知らしめました。

第一章の「旅の仲間」が公開されたのは2001年。2002年に第二章の「二つの塔」、2003年に第三章の「王の帰還」が公開されていますので、もう10年以上も前の作品なのですが、今でもニュージーランドには「ロードオブザリング」のファンが数多く訪れます。

「ロードオブザリング」のスピンオフ作品「ホビット」シリーズは、2012年に第一章が公開され、今年2014年12月にはシリーズ第三章が公開される予定ですので、こちらの盛り上がりはこれからさらに拡大していきそうです。

また、ロードオブザリングと共に、世界的にも有名なファンタジー作品「ナルニア国物語」や日本で大人気を集めた「ラストサムライ」、さらに「キングコング」や「世界最速のインディアン」、「アバター」、「タンタンの冒険ユニコーン号の秘密」などもこの国で撮影された作品です。

数多くのファンタジー映画が撮影されている理由は、この国の風景がファンタジックな美しさに満ちているからと言えるでしょう。

「ロードオブザリング」作品では国内150ヵ所でロケが行われていますし、「ナルニア国物語」では北島のカセドラルコーブなどが登場します。

ちなみに「ナルニア国第一章 ライオンと魔女」のアンドリュー・アダムソン監督は次のように語っているそうです。「ニュージーランドには誇り高く、手つかずの風景がそのまま残っている。そして世界中を探してみても、カメラを270度回してみて、家やホテルなどの建物が視界に入らない場所はほとんど残されていない」。

人工物が少なく、ありのままの、そしてとびきりの自然が残されていること。これこそがニュージーランド最大の特徴なのです。

グレノーキーの森は「エルフの森 ロスロリエン」として撮影されました

ホビトン村を訪れるツアーやロケ地めぐりのツアーが人気


ホビットの映画セット「ホビトン村」。

緑の丘にかわいらしい家が並びます。

「ロードオブザリング」の大成功で、ニュージーランドの映画産業はにわかに活気づきました。その中心になっている街がウェリントンです。

今やウェリントンには映画に関するビジネスが750以上もあり、特殊効果や特殊メイク、コスチュームの分野でオスカーを獲得した「ウェタ・ワークショップ」は、世界中から「ロードオブザリング」のファンが訪れます。

また近年脚光を浴びているのが、北島のマタマタにあるホビット村です。

映画「ホビット」のセットがそのまま残されており、めがね橋や丸い窓や扉が特徴的なホビットの家など、映画の世界をそのまま体験できる場所として人気を集めています。

さらに「ナルニア国物語」のカセドラルコーブを訪ねるハイキングや、クイーンズタウンでの「ロードオブザリング」のロケ地をめぐるツアーなど、映画にまつわるツアーは数えきれません。撮影秘話もたっぷり聞けますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょう。

旅行前には映画をおさらいしておくと、楽しみも広がりますよ。

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