ネクストブレイク必至！世界遺産登録リベンジを狙うバガン遺跡

ミャンマーの中央部から少し南に下ったところにあるバガン。エーヤワディー川のほとりに開かれたこの古都は、大河の流域に果てしなく広がる大平原にあります。照りつく太陽の下、乾いた大地に大小さまざまな寺院・仏塔が点々と、はるか遠くまで続きます。
ただただ平らに続く約40平方キロメートルの大地に建てられた寺院・パゴダ（仏塔）など仏教建築物の数は、3000ともそれ以上ともいわれています。

バガン王朝が栄えたのはおよそ1000年前。ミャンマー各地にはさまざまな城塞都市が発達し東南アジアの交易の拠点として栄えていました。その中で大河エーヤワディー川の氾濫がもたらす広大な平原と、肥沃な大地の恵みを受けたバガン王朝が勃興。各地の力ある都市を次々に制圧し、ミャンマー最初の王朝をひらいたのです。
この王朝の最盛期は11世紀後半～13世紀初頭。この時期に多くの寺院・パゴダが建設され、大いに繁栄しました。
やがて中国（モンゴル勢力）からの度重なる侵攻を受け、1287年に王朝は崩壊します。
バガンは城壁で囲まれ考古学保護区に指定されている「オールドバガン」と、城壁の外に広がる、数多くのパゴダが点在するエリアがあります。バガンは人が生活し、またミャンマー全土から多くの人が参拝に訪れる生きた聖地でもあるのです。

時間があるならぜひ１泊して、夕日に赤く染まる大地とパゴダの美しいコントラストを見て、翌朝には気球の上から、朝日に輝く大平原の壮大な景色を眺めていただきたいのですが、もちろんヤンゴンから日帰りも可能です。

＜ニャウンウー空港＞

＜アーナンダ寺院＞

＜シュエズィゴン・パゴダ＞

＜シュエサンドー・パゴダ＞

＜ニャウンウー市場＞

バガンは１年を通じて雨が少なく、雨季でもあまり雨が降りません。雨に降られる心配はあまりないのですが、日差しは大変強く、午後には日差しも暑さもピークとなります。できれば早朝から観光しましょう。またこまめに水分補給をしましょう。

バガンはここでしか見ることのできない素晴らしい景色と、人々の仏教への敬虔な祈りに出会うことができます。ビザなしで旅行できる今年、ぜひ一度訪れてみては？JTBではヤンゴン発のオプショナルツアーをさまざまにご用意していますので、そちらもご参照ください。