アンコール・ワットなどカンボジアの遺跡訪問をより楽しむコツ
アンコールの遺跡群を一度でも訪れると、クメール芸術のあまりの技術の高さ、芸術性の高さに思わず圧倒されてしまいます。
アンコール・ワットやアンコール・トムを訪れた人は、もう一度見たい、もっとほかの遺跡も見てみたい、今度はじっくりと回りたい…そんな思いに駆られる人も少なくないのではないでしょうか。
そんな遺跡の魅力や奥深さをさらに知るなら、シェムリアップにある博物館がおすすめです。
アンコール・ワットの拠点となるシェムリアップには、遺跡発掘によって出土した貴重な遺跡を展示した博物館がいくつかあります。
それらの展示内容と特徴をご紹介します。
アンコール国立博物館 Angkor National Museum
公式サイト:
https://www.angkornationalmuseum.com/index
時間:
4月1日~9月30日 …8:30~18:00
10月1日~3月31日 …8:30~18:30
入場料:
大人…12US$(約1328円)、子ども(1~5歳)…6US$(約664円)
住所:
No. 968, Vithei Charles de Gaulle, Khrum 6, Phoum Salakanseng, Khom Svaydangum, Siem Reap District, Siem Reap Province, Kingdom of Cambodia
アンコール国立博物館は、2007年にオープンした博物館。
シェムリアップからアンコール・ワットへと続くアンコール・ワット通りに面しています。
この美術館では出土した仏像や神像を、7つのテーマに分けて展示しています。
ギャラリーA
プレ・アンコール期のクメール文化を紹介
ギャラリーB
プレ・アンコール期の宗教と信仰をテーマに出土品を紹介。
アンコールの遺跡と宗教、信仰は切っても切り離せないつながりがあります。
ギャラリーC
偉大な4人の王の紹介と、彼らが残した遺跡や石像を展示。
アンコール王朝を開いたジャヤ・ヴァルマン2世に始まり、版図を拡大してプリヤ・ヴィヒアを残したヤショー・ヴァルマン1世、アンコール・ワットを築城したスーリヤ・ヴァルマン2世、そしてアンコール・トムを建設したジャヤ・ヴァルマン7世です。
ギャラリーD
アンコール・ワットの紹介。ジオラマもあります。
ギャラリーE
アンコール・トム(バイヨン)の展示。
バイヨンはアンコール・ワットよりも新しく、さまざまな違いがあることがよくわかります。
ギャラリーF:
遺跡群を支える、石に関するギャラリー。
クメール文字の刻まれた石碑や石柱が展示されています。
ギャラリーG
古代衣装を、出土品から読み解く展示です。
それぞれのテーマをたどることで、クメール文明とクメール王朝を築いた人々の歴史や芸術を、多角的に知ることができます。
またオーディオ・ガイド(日本語、英語、クメール語、フランス語など8か国語に対応)もあります。
クメール語以外はUS$5(約555円)。
博物館にはミュージアムショップが併設されていて、展示されている石像などのミニチュアやポストカードなどが販売されているほか、カフェやレストランもあります。
プリア・ノロドム・シアヌーク・アンコール博物館 Preah Norodom Sihanouk Angkor Museum
時間:
8:00~16:30
入場料:
大人…US$3(約1328円)、12歳以下の子どもは無料
住所:
Phum Boeung Don Pa, Khum Slakram, Sruk Siem Reap, Khet Siem Reap, Cambodia.
2008年に開館。日本の上智大学発掘チームがアンコール遺跡文化財保護機構(APSARA)とともにバンテアイ・クデイ寺院で発掘した仏像274体のうち101点を展示しています。
仏像だけでなく、遺跡の発掘現場を再現したジオラマなどもあり、臨場感あふれる展示が魅力です。
イオングループの協力によって建設され、通称「イオン博物館」とも呼ばれます。
遺跡観光をより深く楽しむなら、博物館で予習してから行ってみてください。
もちろん復習もおすすめです!
JTBでは日本語ガイドとともに、博物館を見学するツアーやアンコールワットをじっくり観光するツアー、1日かけてタ・プロームやバンテアイ・クデイ、プリア・カーン、ニャック・ポアンなどを回るツアーなどをご案内しています。
そちらも併せてごらんください!
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オプショナルツアー(現地発着)JPY3,954〜※ツアー料金は本記事公開時の料金となります。価格は予告なく変更になることがございます。
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オプショナルツアー(現地発着)JPY8,230〜※ツアー料金は本記事公開時の料金となります。価格は予告なく変更になることがございます。