フランクフルト空港 Comebackツアー
フランクフルト空港の旅客数は、4月には前年比約97%減まで落ち込みましたが、
夏季休暇にヨーロッパ内を旅行する人を中心に、8月には前年比約78%減と、
パンデミック以降初めて減少率が80%を下回りました。
一時は休止していたフランクフルト空港内の案内ツアーも、
Comeback-Tourと題して再開していますので、ご紹介します。
集合場所はターミナル1出発ロビー(レベル2)の
Cエリアにある「Airport Tours&Shop」です。
大きなフライトボード下の道を
まっすぐ進むと左手にあります。
現在は事前にオンラインでの予約が必須となっています。
予約確認書を持って、少なくとも30分前にはAirport Tours&Shopの窓口へ。
確認書を見せると、チケットを発行して手渡してくれます。
ツアー中の注意事項等の説明の後、
開始15分前までにAirport Tours&Shopの前に
再集合するようにと案内されます。
再集合すると、30名程度の参加者が集まっていました。
ツアーガイドの方の指示に従い、互いに距離を取りながら
ツアー専用の入口から空港内部へ入場します。
入ったらすぐに簡単な手荷物検査があり、
その後、バスに乗車して着陸帯を見学します。
バスの中では前後と隣が空席になるよう
間隔を空けて座る指示がありました。
(ただし同居する家族等は一緒に座ってOK)
ターミナル1にはルフトハンザをはじめ、
ライアンエアーやエミレーツ航空など
様々な航空会社の機体が見られました。
かたや、ターミナル2はがら~んとしています。
現在はターミナル1のみしか使用しておらず
ターミナル2は閉鎖しているそうです。
それでも端に2機だけ飛行機が停まっていたのですが、
それらは明日の早朝に出発予定の飛行機を
留め置いているのだとか。
その後、バスは滑走路の近くを走行します。
思ったより飛行機が発着陸するなぁ~という印象でした!
この時期でこれなら、
パンデミック前はどれほど発着が多かったのかと驚く程です。
ちなみに、パンデミック以後に起こったポジティブ事を挙げるとしたら、
「ほとんどすべての航空機がオンタイムで遅延なく運行できていること」
なんだそうです。
その後、普段はあまり見ることのない
貨物専用機がとまるカーゴシティへ。
ちょうどANAの貨物機が停まっていました。
手前にある乗用車は日本へ運ばれるのでしょうか?
ドイツで最大規模を誇るフランクフルト空港
感染予防や治療に不可欠な医療物資等を
病院などの施設へいち早くに届ける為にも
感染拡大初期から今に至るまで
貨物機に関してはほぼフル稼働の状態なのだそうです。
フランクフルト空港のComeback Tour、いかがでしたか?
約45分のツアーですが、あっという間でした。
旅客需要は減少している現在も
貨物の運搬において重要な役割を担っている
フランクフルト空港をご紹介しました。
※情報は全て2020年9月に訪問した際のものです。最新情報につきましては、ご訪問前にご確認ください。