オージーになった気分でオーストラリアの暮らしを体験!
海のある暮らしが体験できる!マンリー・ビーチ
シドニー北部に位置するマンリー・ビーチ(Manly Beach)は、観光客でごった返すサーキュラー・キー(Circular Quay)からフェリーで30分ほど。穏やかで、居心地のよいビーチです。
シドニー湾の入り口は、北側と南側から、それぞれ半島が付き出していますが、マンリー・ビーチは北側の半島にあります。フェリーが到着する埠頭は、シドニー湾側に面していますが、ここから半島を横切るように少し歩くと、ビーチに到着します。
太平洋の外海に面していながら、ボンダイ・ビーチなどと比べ、波も風も穏やか。また、マンリーまでのフェリーからは、シドニー湾の絶景が眺められるので、往復も楽しめます。特に家族連れや、女子旅でのんびり過ごしたい方におすすめです。
マンリー・ビーチの砂浜は、全長1.5kmほど。その一角には、波を遮るように作られたビーチ・プールがあるので、小さい子供たちが一緒でも安心して遊ぶことができます。ライフセイバーもパトロールしています。
ビーチの北にある突端、クイーンズ・クリフまで行くと、サーフィンを楽しむのに絶好の波が打ち寄せるので、地元サーファーたちの練習スポットになっています。一方、南側には、こじんまりしたシェリー・ビーチ(Shelley Beach)まで続く遊歩道があり、こちらはジョギングやサイクリングをする人々の定番コースとなっています。さらに南へ進むと、絶壁と絶景が有名なノースヘッド、半島の先端に到着します。
スーパーマーケットにカフェ、なんでも揃って便利
マンリー・ビーチ近くには、カフェやバー、ショップがたくさんあり、気軽な食事が楽しめます。フェリーの埠頭から進んでいくと、目の前にマンリー観光案内所(ビジターインフォメーションセンター)があるので、ここで地図を手に入れると、あちこち散策する際にとても便利です。
周辺には、スーパーマーケットやテイクアウト可能な飲食店がたくさんあるので、ビーチで食べたい場合にも便利です。特にスーパーマーケットは、果物や飲み物、軽食、お菓子となんでもお手頃価格で揃う上、人々の暮らしぶりが分かって面白いです。
埠頭からビーチへ向かうコルソ通りは、ヤシの並木があり、ショップも多く、そぞろ歩きやお茶をするのに雰囲気のよいところ。マンリー・ビーチ沿いの大通り、ステイン・プロムナードまで来ると、オーストラリアの有名ブランドを始め、数多くのサーフ・ショップが集まっています。水着やビーチ・アイテムが充実しているので、シドニーで人気の最新スタイルをチェックしてみてください。
そのほか、ライブ演奏が楽しめる店や、美味しいビールやボリューム満点の食事を出すパブもあります。週末にはフリー・マーケットが開催され、手作り工芸品やアクセサリーなどが並びます。ありきたりではないお土産や、旅の思い出の品をどうぞ。
断崖絶壁からシドニーを一望!ノースヘッド
シドニーっ子たちは、泳いだり、サーフィンするのが大好きですが、海沿いの気持ち良い海風に吹かれながら、遊歩道を散策するのも大好き。オージーは日常生活では車を使うせいか、休日は実によく歩きます。
おすすめコースは、半島の先端、ノース・ヘッドへの遊歩道。オーストラリア最大都市、シドニーへの海の玄関口、という戦略的な場所にあるノース・ヘッドは、かつて軍の施設があり、一般人は立ち入り禁止だった時期もあります。そのおかげで、今も緑が濃く、自然が手付かずで残っています。切り立った崖から海を眺めていると、小さな心配事なんて、吹き飛んでしまいそう。ただし足元にはくれぐれもご注意ください。
フェリー埠頭から半島の先端、ノースヘッドまでのウォーキング・コースを歩く場合、所要時間は、2~3時間ほど。最初は住宅街の中を通る平たんな道ですが、やがて断崖の上へ向かい、傾斜がきつくなってくるので、途中、景色のよい場所で、休憩をとりながら進みましょう。飲み物やサンドウィッチ、お菓子などを買っていくのがおすすめです。
どこよりも新鮮なシーフードがある!シドニー・フィッシュマーケット
シドニーの暮らしを感じられる上、新鮮でおいしい魚介類が手軽に食べられるところ、それがシドニー・フィッシュマーケット(魚市場)です。水揚げ高は、南半球で最大規模を誇り、世界全体では、築地市場に次ぐ2番目という魚市場です。
場所は、ダーリング・ハーバー近くのピアモント(Pyrmont)にあり、セントラル駅からライトレールを利用すると分かりやすいです。ライトレールは、赤の「L」マークで路線が表示されている路線。フィッシュマーケット駅までの所要時間は15分ほど。また、乗り場が少々、分かりにくいですが、路線バスもあります。セントラル駅近くのバス停(Pitt St opp Barlow St)から501系のバスに乗り、フィッシュマーケット近くのバス停(Miller St opp Jones St)で降りるルートになります。
シドニー・フィッシュマーケット公式サイト
https://www.sydneyfishmarket.com.au/home
キッチンや冷蔵庫付きコンドミニアムなどに滞在している場合は、新鮮なお魚を買って、自分で調理するのもよいですが、マーケット内ですぐに食べられるものもあります。お勧めは、シドニー名物の岩ガキ「ロックオイスター」。日本の牡蠣より小ぶりで、ペロリと食べられちゃいます。市場では、ダース単位の販売なので、半ダース(6個)または1ダース(12個)からの注文になります。オーストラリアでは定番のスナック、フィッシュ&チップスもあります。
テイクアウトしてすぐ食べる人のために、マーケット敷地内にはテーブルとイスがたくさん用意されています。屋外の港が見える席は、非常に気持ち良いのですが、ただひとつ、カモメの来襲にはご注意ください。目の前で、買ったばかりの美味しいシーフードを奪われてしまう方、続出のようです。
また日曜の昼前後は、観光客で非常に混雑しますので、この時間帯に行く場合は、マーケット内での飲食は避けたほうが無難です。平日の方がゆっくり楽しめます。
あくまでメインはシーフードのマーケットですが、他にもいくつか専門店があり、実は肉、野菜、果物、チーズにワインとなんでも揃います。さらにアイスクリームやコーヒー、ジュースの店、お土産や調理器具の店も。日本に来る外国人旅行者の間では、築地市場が大人気のようですが、シドニーだって負けてはいません。ぜひ覗いてみてください。
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