オーストラリアなら海へ！ゴールドコーストのおすすめビーチ5選

ゴールドコーストといえば、どこまでも続く砂浜と、世界中のサーファーが憧れるダイナミックな波！その海岸線は、なんと南北に全長57kmもあり、実に様々なビーチが点在しています。今回は、ゴールドコースト空港のあるクーランガッタ地区から、観光都市サーファーズパラダイスまでに点在する5つの人気ビーチを紹介します。

ゴールドコースト国際空港があるクーランガッタ地区の海岸には、静かでゆっくり楽しめるビーチがあります。空港から海岸線までは、直線距離にして1kmほどとすぐ近く。世界中から観光客が集まるサーファーズパラダイスなど、ゴールドコースト北部のビーチに比べ、ゴールドコースト南部のこの辺りは、地元の人が多く、のんびりした雰囲気が漂います。この辺りに滞在するなら、空港を出て30分後には海に入っていた！なんてことも可能です。

クーランガッタには、波が穏やかで、穴場的なビーチもあります。その1つが、レインボー・ベイ・ビーチ（Rainbow Bay Beach）。浜辺のすぐ近くには、子供向けの遊具などもあり、家族連れが安心して遊ぶことができます。隣接するクーランガッタ・ビーチやキラ・ビーチも、同じくのんびりした広い砂浜のビーチ。ちなみにこの2つのビーチの間に位置するキラ・ポイントは、かつてはサーファーの間で人気のポイントでしたが、砂の堆積などの影響で、近年、波のコンディションが若干、変わってしまっているようです。

なお、遊泳中は、「遊泳OK」を意味する赤と黄色の旗の間から出ないようにご注意ください。この旗が立っている区間は、ライフセーバーが見守っている、というサインです。

レインボー・ベイ・ビーチから、さらに岬の先へと進んだところにあるポイントが、スナッパー・ロックス（Snapper Rocks）です。ここは地元のサーファーから世界中のプロ・サーファーまで、大勢が集まるサーファーの聖地。世界的な大会の舞台にもなり、ダイナミックな波を求めてやってくる人で、いつも混雑しています。スナッパー・ロックスからキラ・ビーチ沖合までのエリアは、最も長く、空洞の大きい最高のバレル（円筒状の波）が打ち寄せることから「スーパーバンク（Superbank）」と呼ばれ、これまでの記録によると、1つの波で、なんと1.9kmの長い距離をサーフィンできたこともあるとか！？

スナッパー・ロックスからもう少し南へ進んだポイント、デュランバー（Duranbah）も同じくサーフィンに人気の場所。他のビーチが凪いでいる日も、ここは常に波があると言われ、中・上級者サーファーたちの見事なテクニックを眺めることができます。このあたりはクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の境界に位置し、デュランバーは、ニューサウスウェールズ州側になります。いずれのポイントも、サイクロンや悪天候などの影響で、高い波が寄せている日は十分にご注意ください。

サーファーズパラダイスから南へ約10km、車で20分ほどにあるポイントで、こちらもサーフィンの大会が数多く開かれています。うねりのある大きな波が魅力で、上級サーファーたちが練習する姿を見ているだけでも、充分、楽しい時間が過ごせます。のんびりした町ですが、シックなカフェや、洗練されたブティックなども点在。オーストラリアの人気サーフィン・ブランド「ビラボン（Billabong）」本店も、ここバーレイヘッズ（Burleigh Heads）にあります。

バーレイヘッズの先端は崖の上にあるので、ここからサーファーズパラダイズ方向の高層ビル街を望む海辺の景色はすばらしく、このビューが楽しめるレストランやカフェでのんびりするのもおすすめです。

連日、海で遊びすぎたから、たまには水に入らないで過ごしたい、という日は、海辺の景色を眺めながらのウォーキングはいかがでしょう。バーレイ・ビーチの海岸線から小高い丘まで、遊歩道が整備されていて、頂上には展望台「バーレイヘッズ・ルックアウト」があります。静かな丘の上から海を眺め、のんびり潮風に吹かれて過ごすのも、いかにもオーストラリアらしい時間です。もっと歩きたい方は、バーレイヘッズ国立公園の散策へと、さらに足をのばしましょう。国立公園内には、海沿いを歩くコース（1.2km）と、熱帯雨林の中に入るコース（往復2.3km）があります。

大型のショッピングセンター「パシフィック・フェア」やカジノ、コンベンションセンターなどがひしめくブロードビーチは、ゴールドコーストでは、サーファーズパラダイスに次ぐ賑やかな観光地。オーストラリアのライフセービング国内選手権大会は、ここで開催されています。サーファーズパラダイスから南へ4km、車で5分ほどの距離です。

サーファーズパラダイスには外国人観光客が多く集まるのに対し、ブロードビーチはオーストラリア国内からの旅行者が多い印象でしょうか。高層のコンドミニアムが林立し、食事や買い物の選択肢は豊富。ビーチ沿いには、子供が遊べる遊具エリアや、バーベキュー用の設備が揃っているほか、サーフィンだけでなく、各種マリンスポーツ施設も充実しています。

オーストラリア屈指の有名ビーチ、サーファーズパラダイス（Surfers Paradise）。ゴールドコースト国際空港から、北へ約25kmの距離にあるゴールドコーストの中心地です。名前の通り、いつでも素晴らしい波があり、サーファーに愛されて発展したエリアですが、今ではクイーンズランド州内第2位の大都市でもあり、ビーチの反対側にはショッピングエリアが充実。サーファーも、そうではない人も、誰もが楽しく過ごせます。

海辺は昼も夜もお楽しみがいっぱい。毎週、水・金・日曜の夕方4時から夜9時には、「ビーチフロント・マーケット」が開かれ、120以上の屋台がオープン。アートや古着、雑貨、音楽の生演奏などがあり、海風に吹かれながら、食事の前や後の散策を楽しむことができます。

そしてサーファーズパラダイスまで来たからには、やはり一度はトライしたいのがサーフィン！日本ではまったく経験なし、という方も、安心してお楽しみいただけるインストラクター付きのレッスンがあるので安心です。