シドニーのサウスヘッドの絶景と老舗シーフード店「ドイルズ」
シドニーで最高のパノラマを写真に収めたい!夕暮れの景色を堪能したい!そんな時に、ぜひ足を運んでみていただきたいのがサウスヘッドです。タスマン海の迫力ある外洋と、オペラハウスや高層ビル街を抱えるシティ。両方の景色が大パノラマとなって目の前に現れます。昼間も美しいですが、夕暮れ時は最高ですよ。
サウスヘッド(South Head)は、名前の通り、「南側の、出っ張ったところ」。つまり外洋であるタスマン海からシドニー湾への入り口となるところの、南側の岬の先端が、絶景スポットとして有名なサウスヘッドとなります。ちなみに、サウスヘッドからも見える反対側の突端がノースヘッド。マンリー・ビーチなどがある半島になります。
サウスヘッドは断崖の上にあり、非常に見晴らしがよい上、外洋とシドニー湾内、両方を見渡すことができるため、最高にダイナミックなシドニーの景観に出会うことができます。例えば普段、サーキュラーキー側から眺める機会が多いシドニーのシンボル、オペラハウスも、街の摩天楼を背景に、反対側から眺めることになります。近くには美しいビーチや、フィッシュ&チップスとシーフードの老舗店、荒々しい外洋の波が砕け散る絶景ポイント「ザ・ギャップ」などもあり、海を感じながら、のんびり過ごしたい午後の散策などにおすすめです。
フェリーで楽々アクセス!ただし平日は帰路に注意
サウスヘッドへのアクセス方法は、意外に簡単。サーキュラー・キーの4番埠頭からフェリーに乗り、20分前後で到着する終点の埠頭、ワトソンズ・ベイ(Watsons Bay)が最寄りの拠点となります。サーキュラー・キーを出発するフェリーの路線はいくつかありますが、「ワトソンズ・ベイ行き」を探してください。フェリーの利点は、移動中も、紺碧の海のすばらしい景色が楽しめるところ。利用客の多い週末は、朝9時~夜9時過ぎまで、約30分に1本運航しています。一方、平日は利用客が少ないため、フェリーの運航時間は朝10時から3~4時頃までと短く、フェリーの本数も少なくなります。夕方、ワトソンズ・ベイからシドニー中心街へ戻るフェリーの最終便を、事前に確認しておくと安心でしょう。
フェリー以外の交通手段には、往路はタクシーまたはバス、復路はバスがあります。サーキュラー・キーからなら、「ワトソンズ・ベイ行き(324番、325番)」のバスに乗り、終点で降りればOK。ただしバスの場合、シドニー中心街から45分ほどかかります。ボンダイ・ビーチからワトソンズ・ベイへの路線バスもあります(380番)。ある程度の人数が集まって、団体行動をする予定なら、ウォーター・タクシーを予約するのも一案です。
豪州で1番古い老舗シーフード店「ドイルズ」も
ワトソンズ・ベイのフェリー停泊所から先は、徒歩であちこち散策しましょう。ちなみにフェリーを降りた桟橋の上から見て左手にあるレストランが「ドイルズ・オン・ザ・ビーチ(DOYLES ON THE BEACH)」。1885年オープンと、オーストラリアで1番歴史あるシーフード店で、ワトソンズ・ベイといえば、ここがお目当てという方も。家族経営を貫き、現在の経営者は5代目になるという老舗です。
メニューは、簡単なフィッシュ&チップスの軽食からディナーまで、様々な魚介類を堪能できます。外のテラス席が確保できたら、最高のひとときになること間違いなし!新鮮なエビやオイスター、サーモン、ホタテ、本マグロ、白身魚バラマンディなどの料理を、オーストラリア自慢の白ワインと一緒に召し上がれ。
外洋とシドニー湾の大パノラマは感動必至!
さて、フェリーの桟橋は、半島の湾内側にありますが、反対側の外洋に面した断崖絶壁の上にある絶景ポイントが、ザ・ギャップ(The Gap)です。はるか下に砕ける波を見下ろしながら、海風に吹かれ、崖沿いに整備された遊歩道の散策をどうぞ。穏やかな湾内の海では目にすることのない、迫力満点の大海原が広がっています。
一方、フェリー桟橋から、サウスヘッドまでは、距離は2.5kmほど。歩いて約1時間です。サウスヘッドの象徴的存在、赤と白のマッコリー灯台は、1818年に建てられました。サウスヘッドも崖の上に位置しますが、こちらはザ・ギャップと違い、転落防止の柵などがないのでご注意ください。サウスヘッドからは、左手にシドニー中心街の高層ビル群とオペラハウス、右手には地平線まで続くタスマン海が見渡せます。昼間も充分、絶景ですが、夕暮れ時は、街の輝きと、暮れゆく空、そして海が創り出す見事な景色に出会うことができます。
フェリーを降りてから、ザ・ギャップとサウスヘッドを両方、回る場合は、最低1時間ほど、ゆっくり景色を楽しむ場合は、2時間ほど必要とお考えください。
サウスヘッドの近く、湾内沿いの海岸線には、キャンプ・コーヴ(Camp Cove)湾に面した砂浜の穏やかなビーチがありますので、暑い季節なら、水着とタオル持参で、ひと泳ぎするのも気持ち良いです。また、このキャンプ・コーヴ・ビーチとサウスヘッドの間にあるもう1つの湾、レディ・ベイ(Lady Bay)にある砂浜が、シドニーで最も古いヌーディスト・ビーチと言われるレディ・ベイ・ビーチです。日本の海では体験できない解放感!?いかがでしょうか。ただし、マナーとして、むやみに写真を撮るのはやめておきましょうね。
サウスヘッドを訪れる前には、シドニー観光で絶対にはずせない世界遺産オペラハウスもぜひ見ておきましょう。効率よく必見スポットがまわれる現地発着ツアーはこちら。
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