贅沢!シドニー湾を背景に野外オペラ「アイーダ」鑑賞

JTBオーストラリア
こあらさん

シドニー湾を目の前に望む海辺で、野外オペラを上演する「ハンダ・オペラ・オン・シドニーハーバー」は、シドニーを代表する文化イベントの一つ。オペラ・ファンの方はもちろん、記念日の思い出にもぴったり。

2015年の公演期間は3月27日~4月27日。古代エジプトを舞台にしたヴェルディの大作「アイーダ」を、美しい夜景と共に満喫。最高に贅沢な夜になること間違いなしです!

ハンダ・オペラ・オン・シドニーハーバー、2015年の見どころは?

古代エジプトの世界をシドニー湾岸の野外ステージに再現
2015年の「ハンダ・オペラ・オン・シドニーハーバー(Handa Opera on Sydney Harbour)」では、古代エジプトの世界をシドニー湾岸の野外ステージに再現。ホンモノのラクダも登場するので、シドニー湾ではなく、ナイル河のほとりにいるような錯覚すら覚えるかもしれません。舞台の背景に目を転じれば、海へ沈みゆく夕陽、やがて暗闇に浮かぶオペラハウスや町の夜景のきらめき。そして響き渡るソプラノやテノールの歌声。シドニーの夜を満喫するのに、これ以上は望めない最高に贅沢なひとときとなるでしょう。

食事やカクテルが付いた屋内席「プラチナ・クラブ」も
ハンダ・オペラは、屋根のない野外劇場ですが、観劇前の食事やカクテルが付いた屋内席「プラチナ・クラブ」も一部、設置されています。プラチナ・クラブの席を予約すると、入場の際も、一般客の列に並ぶ必要はなく、スタッフがお出迎え。トイレも利用できますので安心です。公演後も、クラブでおくつろぎいただけます。 カップルやご夫婦でのオペラ鑑賞を考えているなら、観劇前にワイン付きディナーがお楽しみいただけるコースはいかがでしょう。

夕食は17:30から。演目にちなんで、料理は北アフリカをイメージした内容です。例えばコリアンダー風味のサーモンのグラブラックス、12時間低温調理した子羊、デザートにはキャラメリゼしたいちじくのパブロヴァなどをどうぞ。

そのほか、観劇前にチーズや前菜各種、デザートなどのビュッフェとワインを楽しめるバーのご利用がセットされたコース、休憩時間の飲み物が付いたコースなどもあります。開演は19:30です。上演時間は約2時間45分。途中で35分間の休憩をはさみます。公演はイタリア語ですが、英語訳も付きます。

オペラ「アイーダ」をシドニー流に楽しもう
オペラ「アイーダ」は、スエズ運河の開通を記念して建設されたエジプトのカイロ歌劇場のこけら落としの演目として、ヴェルディが作曲の依頼を受けたものです。初演は1871年12月。

実は、同劇場のこけら落としには間に合わなかったそうですが、壮大な古代史スペクタクルと、美しいラブストーリーが展開し、現在、最も愛されているオペラ作品の一つです。誰でも一度は耳にしたことがある「凱旋行進曲」や、アイーダとラダメスがうたう二重唱、静かなラストシーンなど、たくさんの名場面があります。

「アイーダ」はどんなストーリー?



「アイーダ」のストーリーも、簡単にご紹介しましょう。主人公のアイーダは、エジプト王女アムネリスに仕える奴隷ですが、本当の身分は、エチオピアの王女。そしてエジプト軍の将軍ラダメスと秘かに愛し合っていました。

あるとき、ラダメスはアイーダの祖国、エチオピア討伐の指揮官を命じられ、アイーダの苦しみが始まります。エジプト軍はエチオピア軍に勝利。喜んだエジプト国王は、凱旋したラダメスに、娘のアムネリスと結婚し、王位を継ぐよう言います。

一方、エジプト軍の捕虜となったアイーダの父、エチオピア国王は、アイーダにラダメスを利用し、エジプト軍の機密情報を入手するよう頼みます。苦悩するアイーダとラダメス。二人は逃亡を画策しますが、ラダメスは捉えられ、死刑の宣告。そして美しく切ないラストシーンとなります。

2015年のハンダ・オペラ版「アイーダ」のキャストは?



2015年のハンダ・オペラ版「アイーダ」では、指揮者にブライアン・キャスルズ-オニオン(Brian Castles-Onion)氏、演出家にゲール・エドワーズ(DIRECTOR Gale Edwards)氏を迎え、アイーダ役とラダメス役はダブルキャスト。アイーダにはラトニア・ムーア(Latonia Moore)氏とダリア・マシエロ(Daria Masiero)氏、ラダメスにはロベルト・アロニカ(Roberto Aronica)氏とアーノルド・ラウルズ(Arnold Rawls)氏という配役です。

野外オペラ会場へのアクセス方法

野外オペラの会場は、シドニー湾へと突き出たミセス・マクアリーズ・ポイント。ここに特設ステージが設けられます。ハンダ・シドニーのウェブサイト の地図で、場所をご確認ください。

最寄駅は?
公共交通機関の最寄りの駅は、セントジェームズ駅。特設ステージからは徒歩16分ほどです(距離1.3 km)。または、マーティンプレイス駅(特設ステージから徒歩約20分、距離1.5 km)、サーキュラーキー(特設ステージから徒歩約30分、距離2.3 km)となります。

期間中は臨時運行サービスも
ハンダ・オペラの期間中は、観劇客のための臨時運行サービスも実施されます。開演前の16:30~19:30と、終演後の10:15~深夜まで、無料のシャトルバスが運行予定。開演前のシャトルサービスは、ドメイン・カー・パーク/会場入り口を往復。終演後のシャトルサービスは、ドメイン・カー・パークとNSWアートギャラリーに停車します。

シドニーらしい!?海からアクセスする方法も
海からオペラ会場へ向かうという、シドニーらしいアクセス方法もあります。同じくハンダ・オペラ期間中、運行される水上タクシー(Aussie Water Taxis)をご利用ください。水上タクシー乗車場は、オペラハウス傍にあるマン・オ・ウォー・ジェティ(Man O'War Jetty)と、ミルソンズ・ポイント(Milsons Point)。降車場は、オペラ会場から徒歩3分ほどにあるウールームールー湾のABCプール(Andrew Boy Charlton Pool)の埠頭になります。

屋外オペラは、オープンエアの解放感が魅力の一つではありますが、雨天の場合は、少々、様子が違ってきます。とはいえハンダ・オペラは、激しい雷雨など、よほどの荒天にならない限り、上演は予定通り。雨の中でも、出演者たちは力の限りのパフォーマンスをいたします。万一、雨が予想される場合は、観劇するみなさまも、防寒・防水の服装でお出かけください。傘の持ち込みは可能ですが、上演中は、他の方への迷惑となりますので使用不可です。雨が5分以上、続いた場合は、座席エリアの前と後方でポンチョが配布されます。

JTBのルック・シドニーデスクでは、シドニー・オペラ・ハウスのチケットご予約の代行サービスを行っていますので、ご興味のある方、ぜひお問い合わせください。

お問い合わせ先はこちら:https://www.jtb.com.au/lookopera/opera_how_to_book.html

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