JTB交流創造賞

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交流創造賞 組織・団体部門

第10回 JTB交流創造賞 受賞作品

優秀賞

七尾山の寺の日「等伯と山の寺千年史」

七尾山の寺地域振興会(石川県七尾市)

取り組みによる効果

① 等伯ブームと“山の寺の日”が七尾浮上の景気となれば幸いである。
② 十六ヶ寺住職の“ヤル気”向上から“究極の癒しの里・・瞑想の道”への完成に貢献したい。
③ 自作 寺案内看板設置完了で一段と道迷い減少、山の寺地図(手書き)の提供で寺院群の繋がりが一目瞭然となった。まだ、大型看板が設置されていないしインフラが悪い。
④ 阿部龍太郎「等伯」上・下(挿絵は西のぼる)の“等伯ブーム”と“北陸新幹線開業”と“能越道開通”が七尾市、観光協会、商工会議所等七尾地域に火を付けた・・一翼に、「山の寺寺院群」の貢献活躍の場が広がることに期待したい。
⑤ 思いつくことは片っ端から取り組んできた。さらに十年後を目指した人材育成と建設の新興住宅に神棚もない、仏壇もない家が増加に危惧。地域の産土への感謝も無い。どうする。

これまでの取組期間、継続期間について

H16 山の寺地域振興会発足。
H17 夏から現体制スタート。
H18 「瞑想の道百選」・山の寺遊歩道清掃、保全推進。子供会中心活動“竹ホウキ作り”等。事業の見直し着手・・「山の寺学」研究開始。県内及び京都調査開始。
H19 「山の寺学」本延寺・妙観院編
二ヶ寺。九州全域と熊本城調査。
H20 「山の寺学」實相寺・恵眼寺編
恵眼寺に寿福院研究横山方子氏講演好評。
H21 「山の寺学」長寿寺・宝幢寺編
長寿寺に前田家茶釜宮崎寒雉講演好評。穴水・京都調査。
H22 「山の寺学」妙圀寺・徳翁寺編
妙国寺 徳翁寺東四柳史明氏講演好評。京都調査。
H23 「山の寺学」長興寺・成蓮寺編
山口県龍昌寺住職・竹林史博師の名入り涅槃図講演大好評。寺町サミット7市に加入8市へ。高岡市、米沢市とつづきH25七尾市に決まる。
H24 「山の寺学」龍門寺・西念寺編
龍門寺 金沢城趾研究 東四柳史明氏講演好評。愛媛・岡山調査。
西念寺 越前美術館学芸員講演 国重文刺繍阿弥陀三尊像講演好評。
第八回JTB交流文化賞応募
品川でプレゼン・・落選。歴史に特化し過ぎ評。
H25 「寺町サミット in 七尾」成功裏に終了。記念して、七尾「山の寺」の日・・と命名。
H26 七尾「山の寺」の日・・11月1日(土)10時より 山の寺地域振興会十周年。
第十回JTB交流文化賞再応募。

取組体制・組織、財源について

① 59名から若手入会64名に。次世代シフトに着手開始・・我国の四十年代の波動を台北のバイクに見る・・勢いを見聞させたい・・
② 道交会(住職)と山の寺地域振興による“山の寺の日・実行委員会”の特別組織で運営。
③ 今年度実行委員会予算 37.5万円
収入 山の寺地域振興会20万 道交会3万 賛助金4.5万(16ヶ寺) ポスター広告10万
支出 ポスター6万 看板文字張り6万 大型看板3.5万 のぼり新調7万 チラシ2万 花火2.4万 事務費1.5万 予備費9.1万
※既にA2版ポスター300、A3パンフ3,000印刷配布開始。

今後の展望について

① 七尾「山の寺」の日・・十六ヶ寺開放は初の試み。開催日・一日を二日間にしたい。調査検討中。
次年度も「等伯」を全面に出す。タイトル「等伯と山の寺千年史」継続。
② 3月 北陸新幹線開業が七尾に本格的刺激を与えることに期待。能越道も開通間近・・のと海浜道改め、のと里山里海街道となり通行量二倍に増加。
③ ② に向けた和倉温泉の大通り無柱化急ピッチ。和倉温泉協働組合、新商品開発に熱く燃え出す。
④ H27,4月18日から5月10日 石川県七尾美術館長谷川等伯特別展開催「楓図」公開・・呼応して和倉温泉から循環無料バス送迎計画・・帰路に山の寺・等伯関連寺院見学商品開発企画中。
⑤ 七尾小丸山公園が“七尾城趾公園”に改変、“花嫁のれん”と「山の寺寺院群」トライアングル企画中・・。
⑥ 「山の寺」の日を突破口に七尾城会館、デカ山会館・石崎奉燈会館・田鶴浜組子会館そして中島枠旗会館等十年前からの構想実現に燃えたい。インフラ取組み遅れに危惧・・ようやく尻に火が付いてきた。
⑦ 「寺町サミット」・・本年は上越市開催・・10月24日・25日 全市挙げての取組み・・らしい。
⑧ まとめ ひらめきは直ぐ実施。尽くして尽くしきる。

概要と評価のポイント
【概要】

七尾地域の16寺院が連携し、「山の寺の日」に、七尾出身の絵師、長谷川等伯の関連作品や寺宝を一斉公開するイベントを開催。仏教寺院が連携し、宗教を背景とした交流拠点として、文化的資源を発信していこうとするユニークな取り組み。

【評価のポイント】

●七尾は資源の集積。お寺のオリジナリティあふれる復活に期待。
●文化財の展示だけでなく、雲水の協力やより広い地域連携など多層的なコンテンツ開発に発展させてほしい。若い世代にも引き継いでほしい。
●日本の寺社仏閣が観光を通じて日本人自身がお寺に目を向けてもらうきっかけが期待される。

※賞の名称・社名・肩書き等は取材当時のものです。

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