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トップ > JTB地域交流トップ > JTB交流創造賞 > 受賞作品 > 交流文化賞(組織・団体対象) > 世界に向けた田辺の挑戦〜外国人に優しいまちづくり〜
日本初!FIT対応可能な着地型観光業設立へ こんな中、外国からの個人旅行者にも対応できる着地型旅行業を、当ビューローでスタートさせるべく調査研究を進めています。今年度中にはウェブを活用した独自の予約システムを開発し、来年度には日本初の「FITにも対応可能な着地型旅行業」設立をめざして取り組んでいるところです。 国内の着地型観光の当面のマーケットは修学旅行しかないといわれています。しかし、海外を見れば状況は大きく変わります。ハイリスクローリターンで誰も手を出さなかったことですが、中間支援組織として機能すれば、10数パーセントのコミッションを発地に吸い上げられることもなく、地域が活性化することは間違いありません。 観光バスに40人以上も詰め込んで、分刻みのスケジュールで熊野を訪問していただくより、カップル10組が目的意識の高いリピーターとなってもう一度熊野をゆっくりと訪れてくれることの方が、目指すべき持続的観光地としての方向性にふさわしいスタンスだと考えています。 古き良き田辺の文化や他に類のない熊野の歴史は、世界に通用する素晴らしい財産です。これらの資源と、この地で暮らす人々の生活や文化、風習を変えることなく守り続けていくことが、持続可能で世界に開かれた観光地作りにつながっていくものだと考えています。 小さな田舎まち田辺市の「世界に向けた挑戦」が、今始まったところです。