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トップ > JTB地域交流トップ > JTB交流創造賞 > 受賞作品 > 交流文化賞(組織・団体対象) > 農家蔵保存利活用とグリーン・ツーリズム
他団体との連携教育・産業・NPOとの連携 蔵の現代的価値を発揮するため、弘前大学と町内蔵の合同調査や同大学生・柏木農業高校生の蔵・農家庭園ウォッチングガイド養成、農作業体験ファームステイの受入農家開拓を目的とした同大学生のファームステイ受入れなど、地域の教育機関との連携で事業を展開しています。また、尾上町商工会と共催で「蔵巡り・庭園巡り」を実施(共催条件として、平成4年から10年間無料開放してきた運営方法の見直しを提言し、有料化《500円》実現と例年にない来訪者確保に貢献)。また、同商工会青年部との連携で「冬のツーリズム尾上農家蔵物語」を開催し、地域連携で冬の観光をアピール。更に、当会が発起人となって、津軽G・T事業推進組織「広域連携津軽・ほっとステイネットワーク」を平成15年2月に設立。同19年3月、NPO法人の認証を受け、津軽G・T全国ブランド確立を指標に事業展開し、広域的な(弘前市・平川市・青森市浪岡地区・十和田市)G・T事業推進団体とのネットワーク構築や、県内NPO法人(NPOサポート・地域づくりNPO法人など)との交流・連携強化に努め運営強化を図っています。 関連機関・関係する団体
地域活性化の効果農村の豊かさの発信 旧尾上町の景観や当会の取組みが、各種のマスメディアや学校の教科書(農業高校グリーンライフ)に取り上げられるなどの外部評価に触発され、町内では、蔵・農家庭園ウォッチングへの協力体制の確立や、ファームステイ・エンカレッジスクール・セカンドスクール・収穫体験の受入れ農家組織の確立、蔵利活用拠点・登録有形文化財調査及び登録申請(平川市金屋地区は蔵40棟が指定される県内一の文化財地区)などのコンセサスが形成され、蔵保存利活用促進とG・T事業の展開で、「農家蔵のまち・グリーンツーリズムのまち」として広く認知されることとなりました。 また、大手旅行会社各社と連携し、北海道・千葉県・東京都・大阪府の中学・高校の農作業体験ファームステイやエンカレッジスクール・セカンドスクールの受入れが延べ26校約3,000人、当会独自の体験メニューのウオッチング&収穫体験受入れが約4,000人と定着・拡充していることが合法的な受入組織として、(財)日本修学旅行協会、(財)東北観光推進機構、教育機関などの評価に繋がっています。更には、教育旅行・収穫体験受入れが拡充したことで、受入れ農家の農業に対する価値観の変化、意識改革にも繋がっています。
取り組みの成果 前述の活動が各社新聞掲載、NHK「東北各駅停車」・青森テレビ・青森朝日放送・青森放送でのテレビ放映などメディアにその都度大きく取り上げられました。更には県営事業垂柳・猿賀地区田園空間整備事業蔵利活用拠点づくり採択(平成19年度着工、同20年5月「農家蔵の館」完成)、全国農業高校教科書「グリーンライフ」掲載、平成15年度「ふるさとづくり賞」振興奨励賞、第3回「村の伝統文化顕彰」農村振興局長賞、平成16年度あおもり活性化大賞奨励賞、平成16年度地域振興部門総務大臣賞、平成17年度オーライ!ニッポン大賞審査委員会長賞・全国地域づくり誌コンテスト優秀賞受賞、平成18年度「立ち上る農山村」選定、G・T事業推進基盤の確立と事業の定着拡充などハイスピードで全国レベル評価に繋がり、感動が人を変え、地域を変えました。 当会の活動が短期間に大きな成果に繋がった要因は、農家蔵という素材のよさと弘前大学農学生命科学部地域環境科学科・八戸工業大学工学部・柏木農業高校などの教育機関や、県内外のNPO法人・G・T推進団体・県行政など多方面にわたる連携と会員の連帯、むつ小川原地域産業振興財団・県市町村振興協議会の支援が大きな推進力となっています。
今後の事業展開 「農家蔵のまち・グリーン・ツーリズムのまち」全国ブランドの確立と、当地域及び広域的農業・農村活性化(地域の活性化)のため、前述の関係団体及び旅行会社・行政(県・市)などと連携を強化し、 (1)更なる人材育成と受入れ農家組織の拡充(当会70戸・ネットワーク100戸) (2)蔵利活用の拠点づくり(アート創作蔵・イベント蔵・尾上蔵前穀技館・左官歴史蔵)促進、蔵補修工事(50棟)・蔵並みの環境整備(側溝改修・ブロック塀改修)の推進 (3)国登録有形文化財指定調査及び登録の推進 (4)G・T事業(食農教育コンセプト)拡充の誘致活動 などを基本指針と定め、受入れ農家及び役員一丸となって、楽しみながら事業展開していくことを確認しています。