ハワイ特有の現象であるVog(ヴォグ)について教えちゃいます!
アローハ!タチバナゴルフです。
日本では紅葉の季節を迎える頃かと思いますが、いかがお過ごしですか?
今回はハワイの気象についてお話します。
ハワイにはスモッグという言葉はありませんが、Vog(ヴォグ)という言葉があります。
日本の皆様にはあまりなじみのない言葉かと思いますが、これはボルケーノ(volcano=火山)とフォグ(FOG=霧)を合わせた合成語で、ハワイ島の南に位置するキラウエア火山から放出されるガスや煙などが、ハワイ全島の空を覆う現象を意味します。
ハワイでは年間を通して約20日間前後、この様な現象が見られます。
硫黄を含んだガスが空を覆うので、アレルギーを持っている人(ハワイではかなり多い)にはキツイ状態です。
先日ハワイ島から我々が住んでいるオアフ島に、風向きが変わりヴォグが飛んできました。
普段だと貿易風がホノルルでは山から海に向かって吹いています。
貿易風が止まると風向きが変わり、海からホノルルの空に風が吹いてきます。
これをハワイではコナ風(ハワイ島コナ方面から吹いてくるので)と呼んでいて、キラウエア火山から放出られたヴォグと一緒に吹いてきます。
一端ヴォグに覆われると、青空がなくなりどんよりとなってしまい、せっかくの景色も台無しです。
貿易風がコナからの風を吹き飛ばすので、空と雲の調和がとても綺麗です
貿易風が止むと、コナからの風がスモッグの様な状態を起こします
約3週間前にゴルフコースに出たときには、ちょうどヴォグがオアフ島の上空を覆っていました。 せっかくの青空も消えて、普段だとゴルフコースからオアフ島、ワイアラエ山脈が綺麗に見えるのが、信じられないほどコース上の空も霞んでしまいました。
普段のオアフ島ゴルフコースからワイアラエ山脈を見た景色です
ヴォグにより普段綺麗に見えるワイアラエ山脈もこんな状態になってしまいます
爽やかな風が吹いて、澄んだ青空が戻ってほしいところです。
以上、ハワイのタチバナゴルフでした。
Tachibana Enterprises LLC 渡辺 達夫