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2018.12.2

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[大会レポート Vol.1]
スケートボードの祭典!
The Skate Exchange-powered by JTB-

皆さま、こんにちは!JTBスポーツWeb事務局です。

2年後の東京2020オリンピック競技大会の新競技となったスケートボード。 実は、この「スケボー」について、意外と知らない方も多いのでは??新競技として何とか盛り上げたい!との想いで今日はスケートボードの歴史から辿ってみたいと思います。

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「スケートボードはアングラだから。。」とか、「競技としてのイメージが無い。。」等の声もあるなか、実は若いスケーターを中心にトリック性も向上し、観る者を常に興奮させてくれる素晴らしいスポーツなんです!

スケートボードは、ストリート・カルチャーの中心的な存在
スケートボードの起源は諸説ありますが、1940年代にアメリカ西海岸で木の板に鉄の車輪をつけて滑った遊びが始まりとされており、1950年代に入って木製の板にゴム製の車輪がついた「ローラーサーフィン」という商品が販売され、これが現在のスケートボードの原型になったと言われています。 特に、若者に人気の比較的新しいスポーツで、1980~1990年代にかけて世界に広まったことでも知られています。 1990年代後半からは、グラフィックや音楽、ファッションをともなってストリート・カルチャーの中心的位置を占めるようになったことは言うまでもないでしょう。

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板一枚でこんな大ジャンプも見どころの一つ。

東京2020大会に向けた競技としての「スケートボード」とは?
競技としては、前後に車輪がついた板に乗り、トリック(ジャンプ、空中動作、回転などの技)を行い、その技の難易度や高さ、スピードなどを評価する採点競技として、東京2020大会で新たに採用されることになりました。 ちなみに、オリンピックで行われる種目は2つ。 街の中を滑るようなコースで技を競う「ストリート」と、複雑な形のコースで技を競う「パーク」が、それぞれ男女別に行われます。

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手すりや段差など街中をイメージさせる「ストリート」

「ストリート」では、名前の通り、街にあるような階段や手すり等でのトリック完成度を競います。 デッキ(板)を直接レールやレッジに当てて滑る「スライド」、デッキとウィール(車輪)をつなぐ金属部分のトラックを当てて滑る「グラインド」、レールやレッジに飛び乗る際には、選手が手を使うことなくボードとともにジャンプする「オーリー」というトリックを活用します。 これらのトリックの名称を覚えておくと良いかもしれませんね!

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アール(湾曲)がついた曲線的な形状となっている「パーク」

「パーク」は、大きな皿や深いお椀をいくつも組み合わせたような、複雑な形をした窪地状のコースで行われる競技です。 傾斜を一気に駆け上がり、空中へ飛び出す美しいエア・トリックが見どころです。 スノーボードのハーフパイプ競技でも見られる、飛びながらデッキを掴む「グラブ」や、デッキの回転技等、選手によって難易度や独創性も異なるところが面白いんです!
ちなみに、選手が飛んだり、跳ねたりする「デッキ」(板)は、ハードメープル(サトウカエデ)という硬い木材の合板を使っており、衝撃や摩擦に強いハードメープルが1980年代から用いられているとか。

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木材で造られている「デッキ」

驚愕の「スケボー」マーケット規模を知る
また、スケートボード市場についても触れておきたいと思います。 スケートボード発祥の地であるアメリカでのスケボー人口は、なんと9,300万人も存在し、なかでもスケーターの6歳~24歳の若い世代が約74%を占めるほどキッズを中心としたスポーツなんです。 驚くべきデータとして、アメリカの13歳~25歳の女性スケーターが2割を占めるなど、男女問わず楽しめるスポーツとしても話題です。

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こんなハイレベルのテクニックを持ち合わせる若いキッズ達が中心世代だ。

このように、今後のスポーツマーケットを賑わせるジャンルとしても期待が大きい「スケートボード」。
12月1日(土)に開催されたThe Skate Exchange-powered by JTB-大会レポートについては、後編のVol.2にて触れたいと思います。 お楽しみに!

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