常に変革し、みずからを変え続けてきた光の都パリ。エッフェル塔、シャンゼリゼ、ルーヴル、セーヌ川とクルージング...。そうした世界的に有名な観光名所やアクティビティを楽しもうと、人々はこの地を訪れます。けれども、定番のコースから外れてとびきりの体験を楽しむのも、多彩な顔を持つパリだからこそ。また世界に名だたる美食の都としても知られ、パリの一大ムーブメント、le Fooding®の影響を受けた、よりモダンで開放的で、クリエイティブかつ革新的な料理が盛りだくさん。クオリティとカジュアルさを両立させた「ビストロノミー」を売りにする店も数多くそろっています。
パリを訪れた際は、まず「Paris visite」というトラベルパスを購入しましょう。主要な地下鉄駅やシャルル・ド・ゴール空港、観光局などで購入することができ、1枚で地下鉄やバス、トラムウェイ、RER(高速鉄道)やSNCF(フランス国鉄)に乗車することができます。料金は利用可能なゾーン(1~3もしくは1~5)と利用日数(1、2、3、5日間)で分かれているので、行動予定と照らし合わせて最適なパスを購入してください。
鉄道
RATP(パリ市交通公団)が運営するパリ市の地下鉄は、全16路線からなります。路線番号、色、目的地で区別できるので、初めてのご利用でも安心です。RERは停車駅が少なく、いわば急行列車のようなもの。パリの主要地域間を速く移動したい時におすすめです。パリ市内と周辺地域を結ぶA~Eの5路線からなるほか、地下鉄とSNCFの一部路線に直通しています。その他、トラムウェイが市内に11路線あります。
バス
昼間のバスは朝6:30~運行しており、路線にもよりますが深夜まで走行しています。番号で行き先が分かれているので、あらかじめ行先と番号を調べたうえでご利用ください。深夜帯にシャルル・ド・ゴール空港などのイル=ド=フランス地域へ行きたい場合は、0:30以降に運行している深夜バスのご利用がおすすめです。
エッフェル塔
パリ、さらにはフランスのシンボルであるエッフェル塔は、1889年の万国博覧会にあわせギュスターヴ・エッフェルの設計で建てられた金属建造物です。世界で最も訪れる人が多い観光地のひとつとしても知られています。324メートルの高さを誇るエッフェル塔は3つの展望台があり、最上階からはパリの街並みを遥か彼方まで一望できます。足元に見える広大なシャン=ド=マルス公園からは、日没後毎時00分から5分間、約20,000個の電球で彩られる「鉄の貴婦人」を見ることができます。
ルーヴル美術館
パリに行くたび訪れる価値がある場所、それがルーヴルです。パリ最大の美術館には、中世から1848年までの西欧美術、古代文明(東洋、エジプト、ギリシャ、エトルリア、ローマ)から幾何学文様などのイスラム芸術まで、至宝と呼ばれる作品が約3万5千点収蔵されています。『モナリザ』、『メデュ―ス号の筏』、『ミロのビーナス』、『サモトラケのニケ』...。展示室で歩を進めるたびに現れるのは、誰もが一度は目にしたことにある作品の本物です。
ユネスコの世界無形遺産に登録されているフランス料理。パリなら洗練された星付きのレストランでコース料理を堪能するもよし、またフランスの地方料理や異国情緒たっぷりの料理を嗜むのもよしと、食には困りません。また、マカロンなどフランス生まれのパティスリーと共に世界最高峰の食文化を体験しましょう。中でもおすすめは、パリを代表する老舗レストランとしても知られる『トゥール・ダルジャン』。ノートルダム大聖堂やパンテオンから徒歩圏内に店を構えます。レストランはもちろん、向かいに建つ系列のパン屋も訪れたいところです。
パリはお土産の宝庫。言わずと知れた流行の発信地であり、数々の高級ブランドを輩出してきたファッションはもちろん、香水や宝飾、パティスリーなどに目移りしてしまいます。各観光地の土産物店や露店、ミュージアムショップなら、手ごろな範囲でのショッピングも可能です。また、パリでもっとも有名な百貨店である『ギャラリー・ラファイエット』の6階にもお土産コーナーがあるので、迷った際はぜひご利用ください。