ニュージーランド夏の風物詩「PYO」

ニュージランドでいちご狩りにブルーベリー 夏のオークランドを満喫

海外現地ライター便り
2018年05月01日
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海外旅行
旅行記

ニュージーランドの夏にみんなが楽しむ「PYO」。
PYOとはピック・ユア・オウン(Pick Your Own)の略で自分で摘むという意味。
オークランドではイチゴ、クライストチャーチはブルーベリー、クインズタウン近くのクロムウェルではチェリーのPYOが盛んです。
自分で摘む楽しさに加え、値段もスーパーより安いので、地元の人はシーズンになると足繁く通います。

完全無農薬ブルーベリーファーム

クライストチャーチで一番人気のブルーベリーファーム「ブルーベリー・ブリス」はスプレーフリー=農薬がスプレーされていないブルーベリーのPYOができる場所として有名で、地元の人の中には一年分を摘んで冷凍保存する人もいるくらいです。このファームのブルーベリーはスプレーフリーに加え、肥料も自然のものだけを使い丁寧に育てられているので、安心して口にすることができます。

クライストチャーチで一番人気のブルーベリーファーム「ブルーベリー・ブリス」

鳥からベリーを守るために全体がネットで覆われたファームの中に入ると、そこはブルーベリーの森。
綺麗に熟れたブルーベリーを選んで入り口でもらった箱に入れていきます。 実はこの箱、市販のアイスクリームの空き箱なんです。なんともニュージーランドらしいエコな再利用です。

ウエストオークランドのいちご畑

イチゴのPYOで有名なウエストオークランドの「Sweet Red」

所変わってオークランドでは、イチゴのPYOが盛んです。

特に有名なのはウエストオークランドにある「Sweet Red」。
40ヘクタール以上もあるという見渡す限りのいちご畑の中でイチゴを摘みます。

なんとここの畑ではイチゴが食べ放題!真っ赤に熟れたイチゴは甘くて美味しくてついつい食べ過ぎてしまいます。

摘んでも摘んでも摘みきれないほどのイチゴがなっているので、入り口でもらったバケツはあっという間にいっぱいになります。持ち帰りする分はお金を払いますが、スーパーで買うよりも断然お得です。

パシフィックアイランド風のベンチでイチゴのアイスクリームを味わう

そして、イチゴを摘んだ後のお楽しみは畑の横のお店で販売されているイチゴのアイスクリーム。
砂糖が入っていないイチゴの甘さだけを味わえるアイスクリームは大人気でいつも長蛇の列ができています。

アイスクリームの他にもイチゴのスムージーやミルクシェイクなどがあり、パシフィックアイランド風のベンチでゆったり味わうことができるので、シーズン中には何度も訪れたくなります。

クロムウェルのチェリーピッキング

フルーツの街として有名なクロムウェルではチェリーのPYOが楽しめる

クインズタウンから車で1時間ほどにあるクロムウェルはフルーツの街として有名で、街の中心には巨大なフルーツのオブジェがあるほどです。そこで楽しめるのがチェリーのPYO。

クロムウェルのあるセントラルオタゴのチェリーは美味しいと有名なので、赤黒い大きなプリプリのチェリーを自分で摘めるPYOにはシーズンになるとニュージーランド中から人が集まります。
ブルーベリーやいちごと違って、木になるチェリーは梯子をのぼって摘むので、よりアクティビティを楽しんでいるような感覚で楽しめます。

気さくなオーナーやスタッフが出迎えてくれる「チーキーチェリー」はクロムウェルでも人気のチェリー園で、大粒で味も美味しいと評判です。

文・写真=Mai
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