青い芝生のガーデン席がいつもにぎわう「ラズベリーカフェ」は、子供からお年寄りまでが集まるニュージーランド・クライストチャーチ郊外の憩いの場所です。
カフェのすぐ裏にはラズベリーとストロベリーの畑があり、夏期限定でオープンする摘みたてベリーの販売所で売られているソフトクリームは地元の人に大人気です。
ニュージーランドの夏、特に南島の夏は30度近くまで気温が上がるような日でも木陰に入ると涼しく過ごしやすいのが特徴です。日本のようにじっとしていても汗ばむというようなことははないので、夏の屋外でも快適に過ごせます。
ここラズベリーカフェのガーデン席には大きな銀白樺(Silver Birch Tree)の木が2本あり、しだれた枝に青々と茂る葉が強い日差しを遮って、心地よい木陰を作り上げています。
ガーデンの片隅には砂場と遊具がある子供のためのスペースがあるので、子連れでもリラックスした時間が過ごせます。
3世代で訪れている家族の姿も多く、特に週末はこのガーデン席が予約でいっぱいになります。
ラズベリーカフェにはケーキを食べに行くと言っても過言ではないほどここのケーキは有名です。
ラズベリーやブルーベリーを使ったチーズケーキ、バナナキャラメルケーキ、チェリーとカスタードのケーキなどなど、日本のケーキのようにスポンジで軽いケーキではなく、濃厚などっしりとしたニュージーランドらしいケーキが毎日カフェのキッチンで焼かれています。
ケーキ以外のメニューも、ラム肉の乗ったサラダ、ミートパイなどのニュージーランドらしい料理から、エッグベネディクト、グラノーラなどのメジャーなカフェメニューまで豊富に揃っています。
またニュージーランド産のワインやビールも置いてあるので、天気のいいお昼にワインを飲みながらブランチを楽しむと、これぞニュージーランドという気分を味わうことができます。
カフェの裏にはラズベリーとストロベリーの畑があり、ベリーの出来がいい年はPYOも楽しめます。
PYOとはピック・ユア・オウン(Pick Your Own)、つまり「自分で摘む」という意味で、自分で畑に入ってベリーを摘むことができます。残念ながら今シーズンはPYOは行っていませんでしたが、私が訪れた時はちょうど綺麗ないちごを収穫しているところでした。
畑の横に夏期限定でオープンするベリーの販売所では、摘みたてのラズベリー、ストロベリー、ブルーベリーや手作りジャムなどが売られていて、その中でもベリーのソフトクリームは地元の人に大人気です。
オーダーするとその場でベリーを機械の中に入れてソフトクリームとミックスしてくれます。砂糖の甘さが控えめなので、ベリー本来の甘酸っぱさを楽しむことができます。この甘酸っぱさが夏の暑い日にとても合っているので、天気のいい日にはここのソフトクリームを目当てに多くの人が訪れます。
ラズベリーカフェ(the raspberry cafe)はクライストチャーチの街からアカロア方面へ車で30分程走ったタイタプ(Tai tapu)という場所にあります。
メインの通りから奥に入った所にあるので少し見つけにくいですが、メインの通りにカフェ方面へ入る道を教えてくれる看板が出ています。
街からそう遠くは離れていないですが、カフェへ行く途中はニュージーランドの牧歌的な風景が続き、のどかなニュージーランドを満喫することができます。