スノーシューガイドウォークが体験できる「那須平成の森」
写真提供:那須平成の森

日光・那須 静寂の雪原でスノーシュー体験

日本の国立公園
2017年11月30日
カテゴリー
国内旅行
体験

国立公園満喫プロジェクトと日光国立公園

国立公園オフィシャルパートナー

日本を代表する観光地を有する日光国立公園。
夏の避暑や秋の紅葉狩りなどで、昔から多くの人が訪れていますが、一面銀世界になる静寂の冬、花々が咲き始める山の春ならではの楽しみ方があります。
今回は、そんな、まだあまり知られていない日光国立公園の冬から春の顔をご紹介します。

豊かな自然、そして貴重な文化遺産を有する日光国立公園は、環境省の「国立公園満喫プロジェクト」の指定公園のひとつです。

「国立公園満喫プロジェクト」とは――。

自然豊かな日本。その豊かな自然と魅力ある観光資源を有する国立公園の魅力をさらに広めるため、「日本の国立公園を世界水準の"ナショナルパーク"としてブランド化することを目標に、環境省が推進しているのが『国立公園満喫プロジェクト』です。
日本の国立公園が、世界の旅行者が長期滞在したいと憧れる旅行目的地になることを目指しています。
なかでも先行して取組みが実施されている公園が、北から阿寒摩周国立公園、十和田八幡平国立公園、日光国立公園、伊勢志摩国立公園、大山壱岐国立公園、阿蘇くじゅう国立公園、霧島錦江湾国立公園、慶良間諸島国立公園と8つあります。
そのうちのひとつが、ここ日光国立公園です。

日光国立公園へのアクセス
日光国立公園へのアクセス

日光国立公園は昭和9(1934)年に誕生した日本最初の国立公園のひとつで、福島県・栃木県・群馬県の三県にまたがり、総面積は約11.4万 ha。

世界文化遺産やラムサール条約湿地など、世界に認められた貴重な観光資源があり、日本らしい自然景観、歴史・文化、温泉など皇族や外国大使にも愛された上質で奥深い"プレミアムな魅力"があふれています。

また、東京から約2時間という近距離にありながら、都会とは全く違う魅力を全身で体験したり、都会の喧騒を離れた癒しの時を過ごしたりできます。

静寂の雪原でスノーシュー体験と雪のテーブルランチ

冬の日光・那須を訪れたことのある人は夏や秋に比べてまだまだ少ないのではないでしょうか。
雪が積もり、寒くて観光しづらいのでは?――
雪はありますが、日光東照宮や華厳の滝の雪景色もまたひと味違った美しさですし、冬の凛とした空気は霊地であるこの地のパワーがより一層感じられる気がします。
また、冬といえば温泉! たくさんの名湯を有するこの地での雪見風呂も格別です。
そして、この雪があるからこそ楽しめるアクティビティーもあります。

スノーシューガイドウォークの様子
写真提供:那須平成の森

例年12月頃、積雪20㎝を超えると、「那須平成の森」ではスノーシューガイドウォークがはじまります。 昭和天皇の御静養の場として大正15年に設置された、那須御用邸敷地の一部を一般開放したものが「那須平成の森」です。

ここのスタッフはインタープリターと呼ばれ、自然と人をつなぐ役割を担っています。このインタープリターの指導のもと、さまざまなプログラムを体験することができます。

那須平成の森は標高約1,000メートルにあるため、下界よりも寒さを感じます。
スノーシューを履きストックを使うと、雪上をサクサク歩けるようになり、足元の雪の感覚と頬をなでるヒンヤリした透明感のある空気が、味わったことのない心地よさです。
スノーシューを履いたことがない人も、小学生以上から体験できるので、ファミリーにも人気の冬のアクティビティーです。

雪のテーブルでいただくランチ 写真提供:那須平成の森

森のあちこちでウサギや鹿の足跡を発見したり、もみの木の葉っぱの香りをかいでみたり、爪痕や巣穴と思われるものに触れてみたり、インタープリターがいないと気付かない、動物、植物の"いのち"が感じられます。

昼食は、みんなで雪を踏み固め、スコップで掘り、雪のテーブルとイスを作ります。
大自然のなか、雪のテーブルでいただくランチは格別のひととき。寒いはずが、ずっと歩き続けてきたので、体がポカポカしてきます。風がなく太陽が出ていると、思った以上に寒くないことにびっくり! 

インタープリターの説明が興味深く楽しくてあっという間の時間です。自然と一体になることで五感が研ぎ澄まされ、心身生まれ変わるような貴重な経験をお楽しみください。

ちいさな春を見つけた! 「那須平成の森」ガイドウォーク

約1.5㎞の2時間コース「フクロウルート」 写真提供:那須平成の森

雪がなくなり、緑が芽吹く季節が訪れると、インタープリターと歩くガイドウォークのコースも広がります。 初心者向けから健脚向けまでさまざまなコースがありますが、導入におすすめなのが、お手軽な格好で参加できる約1.5㎞の2時間コース「フクロウルート」。

花やキノコを発見したり、虫やカエルに出会えたりすることも。ガイドのテーマもさまざまで、1枚の葉っぱに科学的に注目するときもあれば、自然のなかで感性を磨いたりすることも。

季節の移ろいとともに変化する、那須平成の森。何度参加しても、きっと素敵な出会いが待っていることでしょう。

本格的な春を迎える4月~6月は国内最大規模の観光キャンペーン、「本物の出会い 栃木」デスティネーションキャンペーンも始まります。
「花」「食」「温泉」「自然」「歴史・文化」を基本テーマに、栃木が誇る本物の魅力と最高のおもてなしをお届けします。冬から春も見逃せない日光国立公園へは、エースJTBで!

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