オーストラリア北部のケアンズから車で1時間ちょっと、アサートン高原の一部であるマリーバ地区には、たくさんのコーヒー農園があります。ケアンズでコーヒーが名産品と聞いても、あまりピンと来ない方も多いかもしれませんね。それもそのはず、オーストラリア産のコーヒーは流通量が少なく、希少価値の高いコーヒーなのです。
マリーバで採れるコーヒーは、なんと、オーストラリアのコーヒーの90%のシェアを占めていて、農薬の散布に頼らない、クリーンな環境で作られています。コーヒー栽培に適した気候や高度、肥沃な土壌で作られるコーヒーの中でも、今日は、オーストラリアで最も歴史が古いコーヒー農園、スカイバリー農園でコーヒーを一緒に堪能しましょう!
スカイバリー農園は1987年に設立され、30年以上にわたって高品質のコーヒーを生産してきました。その長い歴史と伝統は、農園のいたるところに感じられます。入り口を入るとすぐ、スカイバリー農園の歴史が書かれたパネルや小さなシアターがあり、スタッフに声をかけると、コーヒーの生産過程を説明してもらうこともできます。
そして、さらに入口から進むと、絶景に囲まれたカフェが目の前に広がります。農園で収穫された新鮮なコーヒー豆を使った絶品のコーヒーをマリーバの景色とともに楽しむことができます。
ここではランチもスイーツも楽しめるのですが、よくよくメニューを見てみると、なにやら、パパイヤを使ったドリンク、パパイヤラテ(?!)、パパイヤ入りパスタなど、「パパイヤ」を使ったメニューが多い!
これがウワサの(笑)パパイヤラテ。パパイヤスムージーのことかと思いきや(パパイヤスムージーもあります)、コーヒーの上にパパイヤシロップがかかっていて、ドライパパイヤが添えられたラテでした!
何気ないボロネーゼも実はパパイヤをソースに使い、ほんのり甘みを出しています。
スコーンに添えられたジャムだって、パパイヤジャムなんですよ!
ミューズリーボウルだって、ボウルの代わりにこんなに大きなパパイヤが器になっているんです!
どれもおいしかった!
そうなんです!このスカイバリー農園、オーストラリア最古のコーヒー農園であるだけでなく、パパイヤの生産でもその名を馳せていて、しかも、オーストラリア最大のパパイヤ農園でもあるんです。
カフェにいらしたら、ぜひ、コーヒーだけでなく、フレッシュなパパイヤも堪能してくださいね!
お土産コーナーには、コーヒーはもちろん、パパイヤを使ったジャムやお酒などいろいろなパパイヤ製品を見るのも楽しいです!最近は、この農園で採れたコーヒーやパパイヤを使ったコスメも発売され、地元の人たちに人気を博しています。
美味しいコーヒーとパパイヤを楽しむだけでなく、美しい景色の中で過ごす時間は、心に残る特別な思い出となることでしょう。たまには忙しい日常を忘れて、ゆっくりコーヒーを楽しみましょう!