パームスプリングスで味わうメキシコ料理

トラベル&ライフ 取材こぼれ話
2024年08月09日
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旅行記

トラベル&ライフ2024年8-9月号の巻頭特集「遊び心を呼び覚ます カリフォルニア3都市巡り」では、ロサンゼルスとその近郊の都市であるパームスプリングス、ダナポイントを取り上げた。ここでは、本誌では掲載しきれなかったパームスプリングスの見どころを紹介しよう。

マリリン・モンローの像はパームスプリングスの名物 マリリン・モンローの像はパームスプリングスの名物

ロサンゼルスの東、約180kmに位置し、車なら2時間ほどで行けるパームスプリングス。サンジャシント山脈の麓に広がる砂漠のリゾートで、ハリウッドスターやセレブの避寒地として知られている。ロサンゼルスでの取材を終え、パームスプリングスに到着したのは午後6時頃。本誌で紹介したホテル「Kimpton Rowan Palm Springs」にチェックインを済ませ、この日の夕食はホテルから徒歩5分ほどにある「Clandestino(クランデスティーノ)」でとった。

Clandestino

「Clandestino」は厳選した食材で作るメキシコ料理とクラフトカクテルが楽しめる地元でも評判の店。店内はカジュアルな雰囲気で、バーカウンター席とテーブル席、夜風が心地よいテラス席がある。

スタッフはみな気さくで陽気 スタッフはみな気さくで陽気

人気メニューのひとつ「トリオセビーチェスタック」は、ヒラメ、エビ、タコのセビーチェにアボカドを積みあげてチップスを添えた一品。セビーチェは魚介と野菜を調味液に漬け込んだマリネで、発祥と言われるペルーをはじめメキシコなど南米で愛される名物料理だ。マリネ液にはお酢ではなく柑橘系の果汁を使うので味わいは爽やか。そのままはもちろん、サクサクのトルティーヤチップスにのせて食べてもおいしい。

トリオセビーチェスタック

ほかにもカボチャの花にメキシコ名物のオアハカチーズを詰めて軽く揚げた「揚げカボチャの花」、さまざまなスパイス、フルーツ、乾燥唐辛子を加えて弱火で2時間調理し、赤米とトルティーヤを添えた「カリフラワーポブラノモール」、「蟹のエンチラーダ」など、メキシコの伝統の味にひと手間プラスし、現代風にアレンジした料理を楽しめる。

メキシコ料理

メキシコ料理

夕食に華を添えるカクテルも見逃せない。なかでも目を引いたのが、フレッシュマルガリータ4種。テキーラとライムジュースにマンゴーピューレを入れ、グラスの縁にスパイシーソルトを塗った「マンゴーシャモイ」、グアバピューレを入れイチゴを飾った「グアバ」、クルンと巻いたキュウリが印象的な「リフレスカード」、そして鮮やかなルビー色のハイビスカスを使った「ジャマイカ」。見た目も可愛らしく華やいだ気分で飲み比べできるのが楽しい。

フレッシュマルガリータ4種 フレッシュマルガリータ4種

華やかなカクテルが揃う
華やかなカクテルが揃う

華やかなカクテルが揃う

デザートもおすすめ。食事の締めに選んだ「チュロスアイスクリームサンドイッチ」は、その名の通り、チュロスの生地でアイスクリームを挟んだ一品。ボリュームもたっぷりで、お腹も気持ちも満たされた。

チュロスアイスクリームサンドイッチ

表紙候補!?お気に入りの1枚

最後に紹介するのは、パームスプリングスからジョシュアツリー国立公園へ向かう途中で撮影したお気に入りの写真。1本の木の下に寄り添うように設置されたポストたち。その姿は木陰に(なっていないが)避難しているようにも見え、それぞれの家主の個性を表しているようで微笑ましい。ただ、見渡しても近くに家はなく、一体、ポストの持ち主の家はどこ?......と気になったのも思い出深い。

お気に入りの1枚

文=木村理恵子 写真=葛西亜理沙

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