ケアンズといえば、グレートバリアリーフと熱帯雨林という2つの世界遺産がある自然豊かな街として有名ですが、世界遺産だなんて、きっと街からは離れた秘境なんじゃないかな...と考えている方も多いのではないでしょうか。
大丈夫です!実は、船で遠出しなくても、奥深い森に出かけなくても、身近に世界遺産を満喫できるとっておきのスポットがあるんですよ。
今日は、ケアンズの地元民が秘密にしておきたい、街からほど近い「世界遺産」をご紹介します♪
今日ご紹介するのは、このクリスタルカスケード。カスケードとは、「小さな滝」という意味で、クリスタルカスケードでも、その名の通り、澄んだ小川にいくつもの小さな滝があります。ケアンズは熱帯気候なので、年中トロピカルですが、ここクリスタルカスケードに来ると、真夏でもひんやりと涼しく感じられます。そして、街から近いとは思えないくらい、静寂な、澄みわたった空気の中で、小川のせせらぎ、鳥や虫の声だけが響き渡る、絶景スポットです。
熱帯雨林に囲まれた静かな天然のプールで、気軽にひと泳ぎすることもできます。透き通った清流も冷たくて気持ちいい!
ケアンズの街の中心から17.5㎞ほどの距離で、車で20分程度のところにあり、クリスタルカスケードに到着したら、270mのところにすぐ、天然のひんやりプールがあります。思い立ったらすぐに行ける距離なのも人気のヒミツ。BBQ設備もあるので、ひと泳ぎした後は、仲間とバーベキューしてもいいですし、テーブルもあるので、ピクニックランチを持っていくのも楽しいですね♪
泳ぐことだけがクリスタルカスケードの楽しみではありません。クリスタルカスケードは、熱帯雨林に囲まれた、絶好のウォーキングスポットでもあるんですよ!
1.5㎞ほどのウォーキングトラック沿いに歩いていくと、いくつもの小さな滝を眺めることができ、下流の天然のスイミングプールの景色から、次第にごつごつとした大きな花崗岩が並ぶクリスタルカスケードの別の顔を楽しむことができます。
その道のりの途中には、日本ではあまり見かけない、ウォータードラゴン(大型のトカゲ)や珍しい蝶や鳥もいて、目を楽しませてくれます。普段は人を警戒して、野生動物が近寄ってくることはないのですが、時折、ランチを食べていると、ニオイでもかぎつけるのか、ウォータードラゴンに遭遇することもあります(笑)。
ウォーキングの途中には、ここで見られる野生動物の説明、クリスタルカスケードにまつわる原住民アボリジニの伝説の解説のプレートもあり、飽きることがありません。
こんなに素敵な場所でありながら、そして、暑い夏の週末は特に、涼みに来る地元民でにぎわっているのに、ツアーで来る観光客にはあまり知られておらず、いつ行っても、人でごった返すということもなく、静寂な佇まいを保っています。
クリスタルカスケードは、喧騒を忘れて自然の中でリラックスするのに最適なスポットです。ケアンズを訪れた際には、クリスタルカスケードで、日頃の疲れを癒してください。冷たい清流と美しい熱帯雨林の自然に癒されますよ!