マノアフォールズ・トレイルで熱帯雨林ハイキング

海外現地ライター便り
2023年12月28日
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海外旅行
旅行記

ALOHA!「せっかくハワイに来たのだから、ショッピングだけでなく自然を感じられる体験をしてみたい」という方のために、今回はワイキキから一番近くて手軽に楽しめるハイキングトレイル「マノアフォールズ・トレイル」をご紹介します。

トレイルのあるマノアはワイキキの山側にある地区で、ハワイ大学マノア校があることでも有名。トレイルはハワイ大学からもっとずっと奥の山側にありますが、ワイキキからは車で行けばおよそ20分程度で到着できます。その場合駐車料金が1台7ドル(ハワイ州民以外)かかりますが、トレイル自体の入場は無料です。

レンタカーを借りない場合は、アラモアナセンターから乗車できる5番の「ザ・バス」に乗車すれば40~50分程度でマノアに到着します。5番バスを終点で下車したら、バス停から10分程度山に向かって歩くと、トレイルがある公園の入り口が見えてきます。

マノアフォールズ・トレイル

駐車場からトレイル入り口への行き方が分からない場合は、他のハイカーの後ろを着いて歩いて行けば大丈夫。基本的に狭い道が1本しかないので、分岐している他のトレイルに逸れて行かない限り、まず迷うことはありません。

マノアフォールズ・トレイルのあるマノア地域は熱帯雨林気候に属しているので、ワイキキが晴れていてもここではしとしとと霧雨が降っている場合が多いため、トレイルが多少ぬかるんでいることもあります。滑りやすいのでサンダルなどではなく、歩きやすくて汚れてもいいスニーカーを履いて行ってくださいね。

トレイルの傍を流れる小川

このトレイルは2020年の新型コロナ感染拡大後しばらく閉鎖され、その間に再整備が行われていました。とはいえトレイルのルートが多少移動されて足場が改善した程度で、以前とほとんど変わっていません。道中に座れるベンチが置いてあるエリアもあるので、疲れたらひと休み。往復1時間以下の短いトレイルといえど傾斜が急な部分もあり、山登りをしていると息が切れて喉が渇くので、お水など飲み物を持参するのをお忘れなく。ただ黙々と歩くだけでなく、道中は日本では見られない熱帯植物やトレイルの傍を流れる小川など、ワイキキとは全く違うマノアらしい景観を楽しんでみてください。

犬も一緒に

今回は娘と犬も一緒に連れていきました。ハワイのトレイルはリードを着けていれば犬OKの場合も多いのですが、まれに野生の豚(!)が出没することもあるので気を付けてください。熱帯雨林なので蚊が多いため、肌が隠れる服装で行くのをお勧めしますが、そうでない場合は虫よけスプレーを使いましょう。忘れた場合は駐車場にいる係の人が販売してくれるので便利ですよ。

マノアの滝

トレイルを歩き始めてからマノアの滝に着くまでは、標準的なペースで歩いておよそ30分程度。短いトレイルとはいえどかなり急な部分もあり、到着する頃には息が切れています。滝を眺めたり、写真を撮ったりしてしばらく休んでいきましょう。

滝の下にあるプールは立ち入り禁止

なお、以前はこの滝の下にあるプール(池)で遊んでいた人も多かったようですが、大雨が続いて土砂崩れが発生したこともあり、現在では立ち入り禁止になっています(それでも入っている人はいますが...)。危ないので入らないでくださいね。

しばらく休んだら下山の途に就きましょう。上りと違って下りは楽なはず...と思うかもしれませんが、下りの方が滑りやすく足元がおぼつかなくなるので、気を緩めないよう注意してくださいね。トレイルの入り口に、先に来た人が杖として使った木の棒が落ちていることがあるので、もし見つけたら上る前に拾って使うと上りも下りも楽になりますよ!

マノアフォールズ・トレイル

ワイキキから近距離にあるマノアフォールズ・トレイルは、自然好きの方ならハワイ観光中に必ず立ち寄りたいスポット。気軽に訪れてハイキングを楽しめる、お薦めのトレイルです。最後にハワイでハイキングをする際の注意点として、1人では行かないこと。ハイキングの最中にケガをするなど緊急事態が起こる可能性もあるので、ご家族やお友達と一緒に行って楽しんでくださいね!

文・写真= 相馬佳
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