ハワイで日本人観光客に最もよく知られているファーマーズマーケットといえば、まず頭に思い浮かぶのがKCCファーマーズマーケット。でも多くのローカルが通い詰める大規模なファーマーズマーケットといえば、何といってもワードビレッジ内で毎週土曜日の朝に開催されるカカアコ・ファーマーズマーケットです。このファーマーズマーケットは、通常は駐車場として利用されている場所で週1回、土曜日の朝のみ開催され、当日になると写真のサイン(垂れ幕)が掲げられます。ワード・アベニューとアラモアナ・ブルバードの海側の角という目立つ場所で開催されるうえ、多くの人々がそこに向かって歩いているのが見えるので、迷うことはまずありません。
ワイキキからザ・バスで行く場合はクヒオ・アベニューから19番か20番に乗車するとそのまま直行できるので便利です。写真の壁画を目印にして、ワード・アベニューの停留所で降車してください。ファーマーズマーケットは横断歩道を渡ってすぐ海側にあります。昼近くになると日差しが強くなり暑いので、なるべく朝早く行くのがおススメ。ちなみにここからホールフーズマーケットのクイーン店までは徒歩約7分程度、アラモアナセンターへは徒歩15分程度で行けるので、カカアコ・ファーマーズマーケットを含むワードとアラモアナ界隈の観光はまとめて土曜日にスケジュールすると便利ですよ。
さて、カカアコ・ファーマーズマーケットに行ってびっくりしたのはその規模の大きさ。特に右側にある会場はかなり広く、駐車場に沿ってずっとベンダーのテントが続いていて、お客さんもひっきりなしにやってきます。
名称こそ「ファーマーズマーケット」ですが、こちらのように野菜やフルーツを販売している正統派のお店はかなりの少数派。ジュースやスムージー、ボバティー、プレートランチなど、飲み物や食べ物を販売しているお店が目立ちました。
木陰の下にはこのように買ったものが食べられるテーブルも並んでいます。朝早く来て、ここで朝ごはんを食べていくのも良いですね。お客さんの中にはカジュアルに日陰に腰かけて飲んだり食べたりしている方もいました。
食べ物を販売しているお店に次いで多かったのは、アクセサリーやアート、クラフトを販売しているお店です。その中でとても可愛いクラフトを販売していて目に留まったのが、こちらのお店「ハイビスカス・レーン・ボタニカルズ(Hibiscus Lane Botanicals)」。土を必要とせず、空中の水分を吸収する「エアープラント」を貝殻と共にセンス良く飾っています。エアープラントはハナアナナス属の植物で、このお店のオーナーによると、日本に持ち帰ることも可能だそうです。
このような木の容器なら日本に持ち帰っても道中で簡単に壊れることはないので安心です。南国を感じさせるナチュラルな印象でお部屋のインテリアのアクセントにも素敵ですね。
このファーマーズマーケットでもう一軒目に留まったのが「アイランダー・サケ(Islander Sake)」。こちらはハワイ島に日本酒の醸造所を持つ会社で、甘酒や甘酒で作ったパンナコッタを販売しています。ホノルルのダウンタウンに、同社が醸造したメイド・イン・ハワイの日本酒と和食が楽しめるレストラン「ハナレ・バイ・アイランダー・サケ・ブリュワリー(Hanale by Islander Sake Brewery)」があるので、興味のある方はどうぞ訪れてみてくださいね(要予約)。
ファーマーズマーケットは通りを挟んだ駐車場にも続いていて、こちらではベンダーのテントの他にもフードトラックが営業していました。こちら側のマーケットはほとんど日陰がないのでかなり暑く、行く時は帽子とサングラス着用がおススメです。
ハワイ滞在中にローカルが行くファーマーズマーケットを覗いてみたい方は、ぜひカカアコ・ファーマーズマーケットに足を延ばしてみてくださいね! ワードビレッジ周辺にはショッピングスポットが多くあるので、丸1日楽しめること請け合いです。
(イベント情報)
Kaka'ako Farmers Market
919 Ala Moana Blvd.
営業時間:土曜日8:00~12:00
※掲載の情報は変更となる場合があります。