大阪・道頓堀の魅力を全国へ

『道頓堀浪漫紀行』
2022年06月30日
カテゴリー
国内旅行
旅行記

ブログ『道頓堀浪漫紀行』 開設
第1弾として道頓堀の「演芸文化」と「JAZZ」をテーマに大阪・道頓堀の魅力を発信

大阪・道頓堀魅力発信事業実行委員会は、大阪・道頓堀の文化・芸術を活用し、観光客の増加と「おもてなしの心」で地域がつながる積極的な事業等を展開することにより、観光振興及び観光産業の活性化を推進し、地域経済の振興に寄与することを目的として設立されました。

にぎやかな電飾看板と活気のある飲食店が立ち並ぶ道頓堀、バーやクラブが夜の街を彩る宗右衛門町、路地を一本入ると風情のある街並みが広がる法善寺横丁と、それぞれ独自の個性を持った地域に分かれています。

大阪と言えば、「お笑い」や「たこ焼き」等のイメージが持っている人が多いかもしれませんが、道頓堀は江戸時代に芝居小屋がたくさんつくられ、そこを訪れるお客さんの為の飲食店が増えていく事で、発展したという歴史を持っています。道頓堀の歴史を掘り下げることで、大阪の新しい魅力が見えてくるかもしれません。

『道頓堀浪漫紀行』では、第1回「演芸文化」、第2回「JAZZ」の2つの文化に焦点を当て、長年この街で人々に愛されてきたお店のお話をうかがいながら、芝居の街、JAZZの街として、道頓堀の楽しみ方を考えます。

『道頓堀浪漫紀行』 
https://osaka-otoku.com/index.html

道頓堀 今井

『道頓堀 今井』は道頓堀の中心通りにお店を構えるうどん屋さん。昭和21年創業と聞いて納得。趣のある店構えの老舗ですが、その歴史をたどると戦前は楽器屋さん、更に江戸時代には芝居茶屋をしていたそうです。

道頓堀 今井

道頓堀の歴史と文化を見守り続けるうどん屋『道頓堀 今井』の7代目 今井徹(いまい とおる)代表から、「僕が幼い頃は「あんた今日、道頓堀行くから行儀よくせなあかんで」と言われるような格がありました。それを取り戻すにはまずは、商売をする我々が行儀よくならないと」...と、道頓堀への熱いメッセージをいただきました。

Bar マスダ

宗右衛門町を見ていたら時代の変化がわかる。芝居小屋が道頓堀にできて、その後役者さんが飲み食いをするための街として生まれたのが宗右衛門町のはじまりです。大阪の中では品格の高い街でした。宗右衛門町の入り口を入ってすぐのところにある『Bar マスダ』。

Bar マスダ

扉を開けると外の喧騒が別世界のような温かく落ち着いた空間が広がっています。カウンターで出迎えてくれたのは、衣装のベストと蝶ネクタイがきまっているマスターの増田隆史(ますだ たかし)さんです。

TOP RANK

大正12年(1923年)頃にダンスの伴奏音楽として道頓堀界隈で人気を博したJAZZ。 JAZZで踊るダンスムーブメントもあり、道頓堀から日本中へJAZZが広がっていきました。 今でも気軽に立ち寄れるお店があるということで、ミナミのJAZZカルチャーを体験できるお店『TOP RANK』。

TOP RANK

自分の気に入ったお店がなかったからつくったとおっしゃるオーナーの武村秀夫(たけむら ひでお)さん。これまでのJAZZ喫茶の概念をひっくり返したらどうなるんだろうと考えてつくった店で流れる音楽は、多様でジャンルにしばられません。

JACK'S iNN

法善寺ジャズストリートを生んだお店『JACK'S iNN』。2021年に亡くなったオーナー川名正博(かわな まさひろ)さんが、どうしても法善寺で店を出したいと元々あったお店を移転。店内では50年代~60年代のモダンジャズがかかっている事が多く、お酒とおしゃべりを楽しみながらゆったりできる雰囲気があります。

Bar 川名

お店の2階部分は、インテリアデザイナーの野井成正(のい しげまさ)さんが内装を手掛けた『Bar 川名』。建築ファンがこの空間を見るために店を訪れる事もあるそうです。

『道頓堀浪漫紀行』では、今後も大阪・道頓堀の魅力を深堀りして発信していきます。ご期待ください。

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