グルメの先端ニューヨークは、美味しいコーヒー店の激戦区であることをご存知でしょうか。ニューヨークにはコーヒー好きな人が世界中から集まっており、市内どこでもその人のライフスタイルによって気軽に美味しいコーヒーを楽しむことができます。
スターバックスのようなチェーン店や老舗のカフェでくつろぐのはニューヨーカー風、路上のベンダーでコーヒーを買って、セントラルパークでカフェタイムを楽しむのはローカル風。その中でもここ数年は、オリジナリティとより良い質を求めて、自家焙煎をするお店が圧倒的な人気を集めています。
日本にも進出を果たしたこちらのお店、元々は2009年にブルックリンのウィリアムズバーグで誕生しました。古い建物を利用したお洒落な空間とコーヒー豆の豊富なラインナップが人気です。この会社は環境保護に配慮していることや、原産地やコーヒー農園などにも強いこだわりを持っていることなどでも有名で、地元ニューヨーカーからも支持を集めています。このカフェでは新作のコーヒー豆も随時販売しており、今回は"ジャパン・ブレンド"という日本の春らしいデザインのものを見つけました。ミディアム・ダーク・ローストで、ベリーとチョコレート、かすかなナッツの風味が楽しめます。
Brooklyn Roasting Company
200 Flushing Ave, Brooklyn, NY 11205
2003年、マンハッタンのグリニッチビレッジの街角からスタートしたジョーズ・コーヒー。現在はクイーンズのロングアイランドシティに自家焙煎所を構え、ブライアントパーク内やブルックリンのダンボ地区、その他市内21店舗にまで拡大しました。このお店の面白いところは、コーヒーのセミナークラスを随時開催し、コーヒー文化の普及にも力を入れているということ。初心者向け、ラテアートのクラスやバリスタのコースなど内容も様々で、オンラインクラスも実施しているので世界中から気軽に利用することができて便利です。柔らかな味わいで飲みやすいハウスブレンドは、苦味も少なくおすすめ。
Joe's coffee company
131 W 21st St, New York, NY 10011
いまどきのお洒落なコーヒー焙煎店は山ほどありますが、その中でもニューヨーカーが愛してやまないのがグリニッチビレッジの老舗店。創業はなんと1907年という歴史ある自家焙煎店で、地元ならではの温かい雰囲気が親しみを感じます。130種類ものコーヒー豆を取り扱っているとだけあって、どれを買って良いか迷ってしまいそう。そんな時はお店のスタッフに好みを伝えて選んでもらうのがおすすめ。そして週替わりのセール品があるので、あれこれ試すのも楽しいですね。コーヒー豆だけでなく、紅茶やチョコレート、コーヒーメーカーなども買うことができ、お土産などに便利です。
Porto Rico Importing.Co,
201 Bleecker St, New York, NY 10012
おわりに
コーヒー激戦区のニューヨークでは、それぞれのお店が独自のコーヒーを追求しオリジナリティやレベルがますます高くなってきています。どのお店もコーヒー豆の種類がとても豊富なので、きっと自分好みの味が見つかるはず。カフェで、公園で、そしてご自宅で、楽しいコーヒー時間をお過ごしください。