日本が寒い冬を迎えている頃、地球の反対側アルゼンチンの首都ブエノスアイレスではちょうど真夏。日本と真逆の季節を過ごしています。「南米」と言っても首都ブエノスアイレスの気温は、東京とあまり変わりません。夏の気候は、湿度の高い日もありますが、強い日差しの日でも、日陰に行けば通り抜ける風が涼しくとても心地良いです。
そんな心地良い夏日に行きたくなる、のんびりカフェブランチが楽しめるお店を3軒ご紹介します。
買い物が楽しめる観光地として人気のパレルモ地区にあるパン屋兼カフェ「コキュ・ボウランエリエ」。フランスの伝統的なレシピをもとに作られるパンとフランス料理が人気のお店です。クロワッサンやパン・オ・ショコラなどバターを練り込んで何層にも膨らんだ生地が人気。パンを買う以外にもランチやカフェとして利用可能です。
ただし、ランチ時の12時半過ぎとメリエンダ(17時過ぎのおやつの時間)は混雑するので、時間を外して行く方が良いでしょう。ブランチの時間帯(10時から12時)は比較的人も少ないのでおすすめです。オープンスペースもありますが、道路に面しているため利用する場合は盗難に注意しましょう。
Cocu Boulangerie(コキュ・ボウランエリエ)
住所:Calle Malabia 1510 At Gorriti Corner,Ciudad de Buenos Aires
営業時間:9:00~20:00
定休日:なし
高級カフェチェーン店としてブエノスアイレス市内の複数の人気スポットにあるカフェ「クロック・マダム」。私の一番のお気に入りは「国立装飾美術館」にある店舗です。レコレータにある国立装飾美術館は、1900年代に建てられた素晴らしい建造物で、調度品や家具の装飾が展示されています。
美術館の目の前には、緑豊かな公園と高級住宅地が広がり、そこにいるだけで時が止まったよう。美術館のアート鑑賞と「クロック・マダム」のオープンカフェでゆっくりとブランチをして、優雅なひとときが楽しめます。美術館に入場せず、カフェだけを利用することもできます。土曜日、日曜日のブランチタイムは、近所のセニョーレス(紳士・淑女)でカフェは大変混雑するため、平日が狙い目です。
Croque Madame(クロック・マダム)
住所:Av.Del Libertador 1902 Ciudad de Buenos Aires (Museo Nacional de Arte Decorativo)
営業時間:10:00~24:00
定休日:なし
外観からは想像できない中庭の美しさと独特のオリジナルメニューが人気のレストラン「カサ・カビア」。中庭にはバーカウンターと水辺に緑があり、外の喧騒から逃れて安心したカフェ時間を楽しめます。野菜やハーブ、食用花を利用したオリジナルの料理は、目にも楽しく、またアジア料理に影響されたものは、日本人の口にも合いやすいでしょう。
人気の現代美術館「MALBA」からも徒歩圏内。ゆっくりと美術館を楽しんだ後にランチやメリエンダ(おやつの時間)を楽しむのもおすすめです。
Casa Cavia(カサ・カビア)
住所:Calle Cavia 2985, Palermo Chico, Buenos Aires
営業時間:10:00~24:00(曜日によって終了時間が異なる)
定休日:なし
ブエノスアイレスの街中でも比較的安心して観光を楽しめる地域、パレルモやレコレータは美術館、公園、カフェが充実しています。
1日にいくつも観光スポットを巡るというより、のんびりと優雅に時間を使うつもりで出かけてみると、新たな発見があるかもしれません。
※2022年1月現在の情報です。掲載の情報は変更となる場合があります。