今年もクリスマスの季節がやってきました。毎年各地でクリスマスマーケットやイルミネーションが行われていますが、今回紹介するのは「2021はこだてクリスマスファンタジー」です。今年はコロナ禍で縮小規模ながらもクリスマスツリーの点灯と打ち上げ花火のみを開催。心躍る夢のような風景に誰もが魅せられます。
水上に浮かぶクリスマスツリー
日本初の国際貿易港のひとつとしてさまざまな国の文化を取り入れ発展してきた函館。市内には、教会をはじめとする西洋文化を取り入れた建物が並び、異国情緒溢れる町として多くの旅人が訪れています。「はこだてクリスマスファンタジー」が初めて開催されたのは、平成10年(1998年)のこと。冬季の旅行者を増やすために、ニューヨークのロックフェラーセンターのクリスマスツリーにヒントを得て、金森赤レンガ倉庫群前の海上にモミの木を飾ったのがはじまりです。
クリスマスツリーと花火のコラボレーション
16時30分、辺りがうっすらと暗くなったころ、約15万個のイルミネーションが点灯するとその美しさに歓声が上がります。周囲の建物もイルミネーションで彩られ、光がだんだんと浮かび上がる様子はとても幻想的。夕暮れとともにゆっくりと移りゆく景色の変化を楽しむのもよいでしょう。
17時45分には一度イルミネーションは消え、18時には再点灯します。この時は、クリスマスツリーの点灯とともに花火の打ち上げも開催。ツリーと花火の光のコラボレーションは、「はこだてクリスマスファンタジー」ならではの演出です。
プレミアムレッドツリー
さらに、毎日3回、約15分間ずつプレミアムレッドツリーを点灯。燃えるような赤いイルミネーションに彩られたクリスマスツリーはめずらしく、これまでにない感動を与えてくれます。
クリスマスツリーは時間によって色がゆっくりと変化していきます。また、見る場所によっても色合いが異なるため、散策をしながらさまざまな表情を楽しむことができます。
「はこだてイルミネーション」
「五稜星の夢(ほしのゆめ)」
12月から2月の函館では、坂や通りを華やかに彩る「はこだてイルミネーション」、五稜郭を星型にライトアップする「五稜星の夢(ほしのゆめ)」、漁火と函館山、海をモチーフにした「函館駅前広場イルミネーション」も開催。
美しい光に包まれたクリスマスの函館。楽しさいっぱいの函館の冬シーズンは始まったばかりです。
「はこだてクリスマスファンタジー」
開催期間:2021年12月1日(水)~12月25日(土)
点灯時間:16時30分~17時45分、18時~22時(12月1日は18時から点灯)
花火打ち上げ:18時の点灯時 ※12月25日は18時と20時の2回打ち上げ
プレミアムレッドツリー:毎日3回、各15分間だけプレミアムレッドツリーが点灯。
※掲載の情報は変更となる場合があります。開催情報については公式サイトをご確認ください。