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小樽でキャンドル作り体験

トラベル&ライフ 取材こぼれ話
2021年09月30日
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国内旅行
旅行記

蔦で覆われた外観が目を引く小樽キャンドル工房 蔦で覆われた外観が目を引く小樽キャンドル工房

トラベル&ライフ2021年10-11月号の特集で取材した小樽キャンドル工房は、小樽運河の近くに店を構えるキャンドル専門店。店舗は明治44年(1911)に建てられた石造りの倉庫を利用したもので、緑の蔦が建物を覆う姿が印象的だ。

大人も子供も手軽に作れるオリジナルキャンドル

店内にはキャンドルやキャンドルグッズが並ぶ 店内にはキャンドルやキャンドルグッズが並ぶ

店内には、デンマークから導入した回転式キャンドル製造機で作るオリジナルのテーパーキャンドルや、ソイワックスで作ったキャンドルなどが豊富に揃う。

型にキューブ状のロウを入れる 型にキューブ状のロウを入れる

キャンドル作り体験もできるので、円柱形のピラーキャンドル作りに挑戦した。まずはブルーやピンク、オレンジなど6色のロウの中から好きな2色を選ぶ。あれこれ迷った末に選んだのは、ビタミンカラーのイエローと赤身を帯びたピンク。ロウソクの型にキューブ状にカットされたロウソクを入れたら、そこにイエローのロウを流し入れる。

型に選んだ2色のロウを入れる 型に選んだ2色のロウを入れる

型の半分ほどのところまで入れたら、ピンクのロウを入れる。色と色との境目付近を型のうえから押すと2色が混ざるので、グラデーションが付く。2色のロウの量のバランスや混ざり具合などで出来上がりのニュアンスが変わるので、お気に入りのロウソクを手軽に作ることができるのは楽しい。

2色の境目を押して色をなじませる 2色の境目を押して色をなじませる

ピラーキャンドルは無香料か、香り付きかを選べ、所要時間は約10分。冷却時間が約5分なので、すぐに持ち帰りができるのもうれしい。このほか、体験メニューには、色とりどりの花が透けて見えるように作るボタニカルキャンドル作りもある。こちらは所要約15分、冷却時間約15分。冷却を待つ間、2階のカフェでゆっくりと寛ぐのもおすすめ。

蒲鉾をおやつ感覚で楽しむ「パンロール」

小樽のローカルフードとして親しまれているのが、明治38年(1905)創業の蒲鉾店「かま栄」が製造販売する「パンロール」。前社長が蒲鉾をおやつ感覚で食べて欲しいと考案したオリジナル商品で、タマネギと豚ひき肉を加えた魚のすり身を食パンで巻いて揚げたもの。

かま栄工場直売店

かま栄工場直売店

「パンロール」は、市内にある「かま栄」の4店舗で販売しているが、そのひとつ「かま栄工場直売店」は小樽散策の立ち寄りスポットとしてもおすすめ。店舗併設の見る工場で、原料の魚を機械ですり潰す擂潰(らいかい)や、熟練の職人よる成形する様子など、ガラス越しに蒲鉾を製造する様子を見学できる。

出来立てのパンロールや蒲鉾が並ぶ
出来立てのパンロールや蒲鉾が並ぶ

出来立てのパンロールや蒲鉾が並ぶ

売店では「パンロール」や多彩な蒲鉾を販売するほか、イートインコーナーを併設。「パンロール」はもちろん、甘口揚げ蒲鉾で「かま栄」の人気No.1「ひら天」、えび丸天を使用した和風タルタルソース味の「エビカツバーガー」などを楽しめる。

文・木村理恵子 写真・椋尾 詩
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