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ナポリから小旅行!カラフルな街並みがかわいいプロチダ島

海外現地ライター便り
2021年07月30日
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海外旅行
旅行記

イタリアのナポリ湾に浮かぶ小さな島、プロチダ島をご存知ですか?ナポリから行ける島と言えば、青の洞窟があるカプリ島が有名ですが、プロチダ島はまだそこまで有名ではないかもしれません。

プロチダ島は、映画「イル・ポスティーノ」の舞台

プロチダ島は、映画「イル・ポスティーノ」の舞台となったことでも知られており、そのカラフルでかわいい街並みと、アクセスのしやすさ、そしてそこまで観光客が多すぎず、のんびりした雰囲気を感じられることなどから、筆者イチ押しの場所です。今回は、そんなプロチダ島についてご紹介します。

プロチダ島へのアクセスは、ナポリのベヴェレッロ港からプロチダ島のグランデ港まで高速船で約30分です。外周約16kmの小さな島なので、主な観光地へは歩くことも可能ですし、島内を走るミニバスもあります。プロチダ島の1番の見どころといえば、パステルカラーのカラフルな街並みがかわいいコッリチェッラ地区。街並みがカラフルなのは、漁師の街でもあるプロチダ島に住む漁師たちが、海からでもすぐ自宅を見つけられるように家の色を塗り分けているためだそうです。

コッリチェッラ地区

コッリチェッラ地区は、港から徒歩10分ほどですが、コッリチェッラ地区を眺めるには、少し遠回りしてテッラ・ムラータ地区という高台から見下ろすのがオススメです。港から少し急な坂道を登る必要がありますが、テッラ・ムラータ地区の展望台から一望するコッリチェッラ地区は息をのむほどの絶景です。

コッリチェッラ地区の街中

テッラ・ムラータ地区から坂道や階段を下りると、コッリチェッラ地区の中にたどり着きます。
高台から見下ろしたコッリチェッラ地区はまるで絵のようにかわいらしく見えましたが、実際に街中に入ってみると、海沿いにはボートや漁船が並び、カラフルに塗られた家々のテラスには洗濯物がはためき、この島の人の生活に少し入りこめたようなローカル感を感じることができます。

映画「イル・ポスティーノ」に登場するレストラン

コッリチェッラ地区の海沿いには映画「イル・ポスティーノ」に登場するレストランが今も営業しています。

この辺りにはその他にもカフェやレストランが並んでいるので、海や街並みを眺めながらひと休みするのもよいのではないでしょうか。また、もっと時間があれば、ビーチでのんびりしたり、タクシーやミニバスなどで島を1周してみるものよいかもしれません。

いかがでしたでしょうか。イタリアには他にもチンクエテッレやヴェネツィアのブラーノ島など、カラフルでかわいらしい街並みがたくさんありますが、プロチダ島はそれらに比べるとまだ観光客が少なく、ゆったりした時間を過ごすことができます。プロチダ島へはナポリから日帰りで行くことも可能ですので、ナポリに行った際にはぜひ訪れてみてください。

文・写真=ロマーニャ
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