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歴史を感じさせるNYのお洒落な街「ダンボ」

海外現地ライター便り
2021年07月15日
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海外旅行
旅行記

ダンボ(DUMBO)はイーストリバー沿いに位置するブルックリンの人気のエリア。Down Under Manhattan Bridge Overpass(マンハッタン橋高架道路下)という言葉の頭文字をとってDUMBOと名付けられました。マンハッタンからは地下鉄でたった一駅という便利さ。20世紀前半までは産業地帯として賑わいを見せていたのですが、少しずつ荒廃していき、その後何十年も人々に忘れ去られてしまったエリアでした。しかし1997年のアート・イベントによって新たに注目を集め、今ではお洒落で活気のある街へと変貌を遂げました。

今でも街の至る所に歴史を感じることのできるダンボ地区。おすすめ撮影スポットや食べ歩きのできるカフェをご紹介します。

マンハッタン橋下からのショット

街全体がフォトジェニックな雰囲気で、どこで写真を撮っても絵になるダンボ。その中でも一番人気の場所はマンハッタン橋下からのショット。両脇は煉瓦造りの建物、道路は石畳で風情たっぷり。道路の右側の建物は、ニューヨークの学園ドラマ、『ゴシップガール』のダンが住んでいたという設定で登場し、今でもファンが聖地巡礼に訪れます。マンハッタン橋の橋脚の間に、対岸に見えるエンパイアステート・ビルが収まるように撮影するのがおすすめです。

エンパイアストアの屋上

次に選びたい撮影場所は、エンパイアストアの屋上。倉庫として利用されていた煉瓦造りの建物を改装し、2年前に完成したエンパイアストア。外階段を屋上まで登って行くと、緑の多いパブリックスペースがあり、休憩にも便利。ここからはマンハッタン橋、ブルックリン橋、そして摩天楼といったニューヨークならではの絶景が望め、知る人ぞ知るビュースポットとなっています。エンパイアストア内には流行りのフードコート、タイムアウト・マーケットが入っていて、お買い物から食事、お茶などが楽しめ、女性を中心に注目を集めている新名所です。

ワンガール・クッキー

ダンボにあるカフェの一押しは、ワンガール・クッキー。大きな窓と高い天井が特徴で、開放感ある空間です。白を基調としたシンプルな店内には、アンティークの食器やお花が飾られ、可愛らしい雰囲気。おすすめはもちろんクッキー。値段も手頃なのが嬉しいです。他にも、ウーピーパイと呼ばれる一口サイズのスイーツも人気。全て手作りで素朴な味なので、女性や家族連れのファンで賑っています。店内に座って寛ぐのも良いですが、ニューヨーカーっぽくテイクアウトして散歩しながらいただくというのもGood。

ジャックトレスの本店

ワンガール・クッキーの数十メートル先には、日本人の間でも有名なジャックトレスの本店があります。2000年にオープンしたこのお店、木材を多く使い、温かみが感じられる雰囲気が特徴。店内のショーウィンドウには"チョコレートの宝石"と呼ばれるハンドクラフトのチョコレートが並び、その美しさに誰もが惚れ惚れ。チョコレートチップ・クッキーが大人気で、お土産には塩味の効いたチョコレートカバード・プレッツェルが喜ばれます。寒い冬にはここの風物詩となっている濃厚ホット・チョコレートを、夏は食べ応えあるアイスクリーム・サンドイッチを選びたいもの。

最後にご紹介するのは、ジャックトレスの向かいに店を構えるフレンチ・ベーカリーのアルモンディー。昔から地元の人に愛されているこのお店、どこか懐かしい雰囲気が漂いリピーターも多いです。クリームブリュレなどのデザートの他に、サンドイッチやキッシュの種類も豊富。おすすめは、平日のみ提供しているランチメニュー($14.35)。具材を選べるサンドイッチ、スープ、サラダ、そしてデザートはクッキーかマカロンのチョイス。 店内でも飲食できますが、テイクアウトして川沿いの公園でピクニックも素敵ですね。

※2021年6月現在の情報です。掲載の情報は変更となる場合があります。

文・写真=トワンブリー
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