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桂浜のシンボル!日本一の龍馬像

トラベル&ライフ 取材こぼれ話
2020年11月30日
カテゴリー
国内旅行
取材こぼれ話

トラベル&ライフ2020.12-2021.1月号の特集は高知県。幕末の偉人・坂本龍馬の出身地としても知られ、桂浜を見下ろす坂本龍馬像は高知のシンボル的な存在でもあります。袴姿に懐手、ブーツというお馴染みの姿の像は高さが5.3m。台座を含めると13.5mにもなります。

普段は下から見上げるだけですが、毎年4月上旬からの2カ月間と、龍馬の誕生日で命日でもある11月15日を挟んだ約2カ月は、像の横に展望台が設置され、龍馬像と同じ目線の高さにまで上がることができます。

今号で取材に訪れたのは9月27日。運よく展望台に上ることができました。龍馬の顔を近くで眺め、さらにほぼ変わらない視線の高さから同じ太平洋を眺めるという体験は龍馬ファンならずとも感激すること間違いなしです。

日曜市で名物を食べ歩き

「よさこい祭り」で使われる鳴子

高知の日曜市は、高知城から伸びる追手筋に多くの店が立ち並びます。本誌でも紹介した田舎寿司をはじめ、野菜や果物、鮮魚、刃物など、店頭に並ぶ商品は実にさまざま。「よさこい祭り」で使われる鳴子が売られているのも高知ならでは。

多くの店の中でひときわ賑いを見せていたのが大平商店。看板商品の「いも天」は、高知産のサツマイモ「土佐紅」を使い、ひと口サイズにカットして衣をつけて揚げたもので、日曜市の名物として人気です。揚げたては、衣がふわっとしてサクッ。サツマイモがホクホクして程よい甘みが口いっぱいに広がります。ほかにも、うどんやお好み焼きをお箸にまきつけた「はしまき」、冷やしあめなどがあり、食べ歩きも楽しめます。

モネが描いた作品の世界を歩く「モネの庭」

北川村 モネの庭 マルモッタン

印象派の巨匠、クロード・モネが描く『睡蓮』の世界観を堪能できるのが、北川村にある「北川村 モネの庭 マルモッタン」。北川村が村おこしの一環で造ったものです。本誌で紹介した通り、名物の柚子を基幹とし、フランスのワイナリー事業の誘致を中心とした村おこしから、大幅な事業の縮小に伴い、地域を活かした観光と文化の拠点作りのためのフラワーガーデン造作に方向転換しました。とはいえ、最初からモネと繋がりがあったわけではなく、それまでの事業でフランスの文化にふれてきたこともあり、"自然の中に庭園を造る"という発想は、庭といえばモネ、モネといえば睡蓮という連想でフランス・ジヴェルニーにあるモネの庭へとたどり着いたそうです。

フランスのモネの庭の責任者に初めてコンタクトをとったのは1996年。最初は担当者と会うこともかないませんでしたが、熱意を伝え続けた結果、翌年にはクロード・モネ財団理事長から「小さな村の頑張りに協力しましょう」という返事をもらうことができたのです。それからは、モネの庭責任者を北川村に迎え、アドバイスを受けて整備を進め、2000年に開園。それ以降も、北川村村長やクロード・モネ財団の関係者、ジヴェルニーと北川村のモネの庭の責任者とは交流を続けて、モネの精神と世界観を継承しているのです。そうした背景もあり、フランスのクロード・モネ財団から世界で唯一、「モネの庭」と呼ぶことを許されているのです。

人気は外出が楽しくなる晴雨兼用傘

人気の晴雨兼用傘

敷地内にあるショップには、モネにちなんだグッズを手に入れることができます。人気は晴雨兼用傘。開くと傘全体にモネの作品をモチーフにした柄が現われ、パステル調の色彩がとても美しく、外出するのが楽しみになります。ほかにもマグカップやポストカード、画集などの定番ものから、開園20周年を記念して作られた和三盆「モネの庭」などオリジナル商品もあり、旅のおみやげにもおすすめです。

高知の旅・食・人の魅力を発信する「高知家の◯◯」

「高知家」プロモーションは高知県のファン拡大を目的に、ヒト・コト・モノなど高知の魅力を発信しています。"高知県は、ひとつの大家族やき"をキャッチフレーズに、県全体をひとつの家に見立て、温かな県民性をアピールするとともに、家族の温かさや人とのつながりを大事にしたいという想いが込められています。公式プロモーションサイト「高知家の◯◯」は、観光やグルメ、レジャーなど現地ならではの情報もあり、コンテンツも充実しています。

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文=木村理恵子  写真=葛西 亜理沙  取材協力=高知家プロモーションチーム
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