トラベル&ライフ2020.4-5月号の巻頭で特集したパースを取材したのは2019年11月初旬。ANAの直行便を利用し、成田空港を飛びたったのが午前11時20分。本誌でも紹介したが、ANAが成田―パース間の直行便を就航したことで、それまで約13時間かかっていたフライトが約10時間と短くなった。
座席はエコノミーだが、シート間がゆったりしているので足元も広く、タッチパネルはモニターが9インチあるので見やすい。ゲームや映画など多彩なプログラムがあるが、日本のテレビドラマを見た。以前放送していて好きだった作品を楽しみ、機内食をいただいているうちにパースに到着した。
ANAは2019年9月から成田―パース間の直行便を運航
エコノミークラス(イメージ)
パース空港に到着したのはその日の20時30分。日本は晩秋で朝晩は冷え込んでいたが、日本と季節が逆のオーストラリアは初夏。夜でもシャツ1枚で暑くも寒くもなく快適だ。空港で荷物をピックアップして向かったのは、車で30分ほどのパースシティの中心部に位置するエリザベス・キー。2016年に再開発されたエリアで、ホテル「ザ・リッツ・カールトン」なども開業し、パースの新たなおしゃれスポットに生まれ変わった。
地元の人で賑わう「ヘンリーズ・ルーフ・トップバー」
お目当ては、美しい夜景を眺めながら食事やお酒が楽しめる「ヘンリーズ・ルーフ・トップバー」。注文したのは、オリジナルカクテル「ロサロサ」。ピンクジンをベースにローズシロップ、フレッシュレモン、卵白などで作るシグネチャーカクテルで、エディブルフラワーが添えられ見た目も華やかな一品。到着早々、夜の街へ繰り出せるのも時差がマイナス1時間と体に負担が少ない西オーストラリアだからこそ。着いたその日から、パースを満喫できるのがうれしい。
目の前に煌びやかな夜景が広がる
パースから電車で約30分のフリーマントルで約100年以上の歴史を誇るフリーマントルマーケット。本誌で紹介した通り、実にさまざまな店があった。
なかでも観光客が足を止めていたのが、オーストラリア原産の植物を使ったオーガニックティーを扱うショップ「ルージェニック」。アボリジナルに古来から伝わる製法でブレンドしたハーブティーは、パースみやげとして女性に人気が高い。ハーブティーは快眠や美白、デトックスなどの目的に合わせたものがあり、試飲もできる。ドリンクも販売しているので注文してみると、テイクアウト用の透明なカップに冷たいハーブティーが注がれ、パイナップルやスイカなどのフルーツや国旗が飾られている。ひと口味わうと、レモンのような爽やかな香りとかすかな甘みがあり、歩き疲れた身体を癒してくれた。
「ルージェニック」のオーガニックティー
「ルージェニック」のフレンドリーなスタッフたち
※掲載の情報は、2020年3月1日現在の情報です。内容は変更となる場合があります。
※ANAの運航状況につきましては、ANAの公式サイトをご確認ください。