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多彩な代表的なブラジル料理

海外現地ライター便り
2020年01月31日
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海外旅行
旅行記

ブラジル料理とは

ブラジル料理といえば、有名なシュラスコを思い浮かべる人も多いはず。しかしそれだけでなく、インディオにはじまり、イタリア系、ドイツ系、アラブ系、アフリカ系、アジア系など様々な人種が住むブラジルでは、各国の影響を受けた多彩な料理が味わえます。濃いめではっきりした味付けの料理が多いですが、クセはなく、日本人の口にも合うものばかり。代表的な料理をいくつか紹介しましょう。

ブラジルの代表料理

シュラスコ/シュハスコ(Churrasco)

シュラスコ

日本でも有名なシュラスコは、ブラジル版のバーベキュー。鉄串に刺した肉に岩塩を振り、炭火でじっくりと焼き上げる肉料理です。ブラジルでは、お祝いの時などに食べます。シュラスコを提供するレストラン「シュラスカリア」では、肉の食べ放題で、ギャルソンが好きなだけ切り分けてくれるのが一般的。牛肉を中心として、鶏肉、豚肉などの様々な部位を焼き上げる他、パイナップルを焼くのも定番です。牛肉の部位のおすすめは、何といっても一番人気の「ピッカーニャ」!日本では"イチボ"と呼ばれる臀部の上側の肉で、柔らかくて美味しいですよ。

フェイジョアーダ(Feijoada)

フェイジョアーダ

ブラジル国民のソウルフードと言えば、フェイジョアーダです。フェイジョン(インゲンマメ)、豚肉、牛肉、燻製肉、ソーセージ、豚の耳・皮などをニンニクと塩で煮込んで壺に入れます。これをご飯にかけ、炒めたコウヴェという野菜を添えて、ファロファというキャッサバの粉をかけるのが一般的。この料理は、元々アフリカの奴隷たちが農場主の食べた料理の残りの部位や豆を混ぜて食べたものと言われています。ブラジルでは、多くのレストランで日替わりランチとして水曜日と土曜日に提供しています。

代替文

パステル/パステウ(Pastel)

パステル

パステルは、ブラジル版ファストフードです。小麦粉を練って薄く伸ばした生地に、チーズ、肉、バウルー(ハム、チーズ、トマトを合わせたもの)、バナナなどの具を入れて、カラッと揚げます。お店によっては、オリジナルな具を作ったり、様々なフルーツを入れる他、甘いデザートのパステルを提供している所も。ブラジルでは、特にフェイラ(青空市)の屋台で販売されており、揚げたての物を手軽に食べられてとても美味しいですよ。

コシーニャ(Coxinha)

コシーニャ

ブラジルに初めて来た時に、日系人の方から「ブラジル風コロッケ」と教えてもらった食べ物がコシーニャです。ほぐした鶏肉を茹でて潰したジャガイモやキャッサバで包み、油で揚げます。名前の由来は「coxa(もも)」から来ており、丸く先が尖った形が鶏のももに似ていることから名づけられたそうです。ブラジルでは、町の軽食店では必ず販売されている他、パーティーに行くとおつまみ感覚で出てくることも。生地のむっちりとした触感と鶏肉のさっぱりした舌触りがとても合って、いくつでも食べたくなります。

ポン・デ・ケージョ(PaodeQueijo)

ポン・デ・ケージョ

もっちりとしたパンが好きな人にはたまらない食べ物が、ポン・デ・ケージョです。ポルトガル語を訳すと「チーズのパン」となり、材料にチーズが使われています。表面はカリッとした生地ですが、中は柔らかくもちもちとした触感がたまりません。この触感は、キャッサバで作った「タピオカ粉」を使用しているため。町の軽食店では必ずと言っていいほど販売されており、一口サイズの可愛らしいサイズだけでなく、少し大きめのサイズもあります。1つ食べたらやめられなくなる一品です。

おすすめ店

Bolinha(ボリーニャ)

ボリーニャ

サンパウロ市でフェイジョアーダを食べるなら、サンパウロ市で73年続く「ボリーニャ」がおすすめ。ブラジルの有名な人気グルメランキングでは、フェイジョアーダ店部門で2度1位になった名店です。場所はサンパウロ市のイタイン・ビビ区。ボリュームたっぷりで、1つ頼めば2人で食せるほどの量が出てきます。丁寧に煮込んだトロッとした肉に、サクサクのトヘズモ(揚げた豚の脂身)が良く合いますよ!なお、平日は99レアル、土日は125レアルです。

Bolinha
住所:Avenida Cidade Jardim 53 - Itaim Bibi, Sao Paulo
電話:+51(11)3061-2010
営業時間:11時30分~23時
定休日:月曜

※掲載の情報は、2019年12月現在の情報です。内容は変更となる場合があります。

文=ゆま
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