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ゲームドライブの途中で出会ったバッファローの群れ
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南アフリカのソウルフード「ビルトン」の乙な味わい

トラベル&ライフ 取材こぼれ話
2020年01月31日
カテゴリー
海外旅行
旅行記

トラベル&ライフ2020年2-3月号の巻頭特集の取材で訪ねた、南アフリカのヴェルゲヴォンデン動物保護区。ヨハネスブルグの空港から車で約3時間のここでは、オープンエアのサファリカーに乗ってゲームドライブを楽しんだ。巨大なアフリカゾウをはじめ、バッファローやインパラ、キリン、サイ、カバなどさまざまな野生動物と遭遇したが、ここではゲームドライブの途中で味わったビルトンを紹介しよう。

サンダウナーを用意するガイドのカレン サンダウナーを用意するガイドのカレン(右)

広大な大地を駆け巡るゲームドライブでは、サンダウナーと呼ばれる休憩タイムがある。サンダウナーとはその名の通り、陽が沈みゆくサバンナの様子を楽しむことで、案内役のガイドがテーブルやイスを出してワインやビール、ウィスキーなどを飲みながら参加者とともに軽食をつまむのだ。

ビルトンの塊をカッターでスライス ビルトンの塊をカッターでスライス

今回の軽食の目玉となったのは、ビルトン(BILTONG)。塩やコショー、コリアンダーなどで味付けした干し肉のことで、南アフリカのソウルフードともいえる逸品だ。牛肉が一般的だが、ダチョウやクドゥ、インパラなどのビルトンもある。ガイドのカレンが用意してくれたのは牛肉のビルトンで、それをビルトンカッターで手際よくスライスしてくれた。

超薄切りにしたビルトン 超薄切りにしたビルトン

ビルトンは一見するとビーフジャーキーに似ているが、味わいが深いというか、複雑にして繊細な旨みが口中に広がる。噛むほどに、旨さが増してゆくのだ。ちなみに、ビルトンは天日干しが基本とか。南アフリカでは町のスーパーや空港などでもお土産として売っているので、ぜひ買って帰りたい。ビールのおつまみに最高だ。

文=木村小左郎 写真=高島史於
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