台湾、台北を訪れた際に足を運びたいのは「士林夜市」ではないでしょうか。広くて大きなこの夜市を訪れると、B級グルメ屋台はもちろん、ちょっぴりレトロなゲーム、マッサージ店や雑貨など、あらゆる店がぎゅっと凝縮されています。
週末はもちろん、平日夜でも各国から台湾を訪れた観光客や地元の方でにぎわい、活気溢れる夜市!今回はこの夜市の楽しみ方や注意事項などをご紹介いたします。
士林夜市まで向かうにはMRTを利用するのが一番簡単。台北駅からは赤ライン(淡水信義線)淡水行き、または北投行きに乗車、劍潭駅で下車します。悠遊?等のICカードを使用した場合の交通費は片道16元、券売機でトークン(切符)を購入した場合は片道20元となります。台北駅からは5駅、乗車時間約15分で夜市に到着します。
店や屋台は遅くまで営業していますが、MRTの最終発車は深夜0時頃まで。(乗車駅により最終時間は異なります)時間を忘れ最終電車に乗りそびれないようご注意ください。
食べる、見る、ショッピングと目的によりエリアが異なりますが、飲食店、ドリンク店など屋台を楽しみたい方は文林路周辺へ。靴、服飾品をじっくりチェックしたい方は大東路周辺へ向かうのがベスト。
座って落ち着きながら食事を楽しみたい方は「士林市場」の美食區へどうぞ。また士林夜市で最も有名な「士林豪大大鶏排」こと巨大な鶏の唐揚げ店も、この市場の真横にあります。ここで唐揚げを食べた後「士林市場」美食街で軽く食事を楽しむのもおすすめ。食後はこのエリアでお土産をチェックし、ちょっぴりレトロなゲームで遊ぶのも一興です。
階段またはエレベーターで地下の美食區エリアに行けば、目の前に広がる光景はアジア&異国!お客様を呼び込む声、料理を作る音と香りなどの熱気が漂っています。またほとんどの店では、店頭に海鮮などの食材がずらりと並べられており、看板やテーブルには写真付きメニューがありますので中国語が話せなくても指差しで注文も可能です。全てのメニューには値段が記載されており(海鮮など一部時価の物もあり)お店のスタッフは片言の日本語を話せる方が多いのも安心です。
ここを訪れるお客様の半数は観光客ですので、牛肉麺や、魯肉飯、臭豆腐、牡蠣オムレツに小籠包、台湾風ソーセージなど、台湾を代表するB級グルメの全てが揃った店がほとんど。
またフレッシュジュースやカットフルーツもありますので、食後のデザートまでこの美食區で楽しめます。
ただし普段からお腹が弱い方、夏場やジメジメした季節は生物などをなるべく避け、海鮮もしっかり火が通った料理をセレクトするようにしてください。
せっかくの観光、ぜひゲームなどにもチャレンジなさってはいかがでしょうか。風船を割り商品を当てる懐かしい系のゲームから、エビ釣りや金魚すくいまでさまざまなゲームが目に飛び込んできます。
エビ釣りは7竿で100元~。士林市場入口横のエビ釣り店では釣ったエビをその場で焼いてもらえます。ゲームや釣りに熱中しすぎて荷物を忘れない様にしてくださいね。
また弾丸旅行であちこちを見る時間が無い!という方はぜひここでお土産をまとめて購入してしまいましょう。パイナップルケーキ、ヌガー、石鹸、おもしろTシャツなど、あらゆる物が取り揃えられています。気に入った物を見つけた場合は、その時に購入するのがベスト。士林夜市は大変大きい為、後で引き返そうと思っても迷子になり戻れない!という可能性もあるからです。
大きく広い夜市ですが、トイレは少なめ。夜市散策前に駅1番出口近くのお手洗いに立ち寄っておくとベター。その他、駅から基隆路を真っ直ぐ行った場所にある「士林市場」の地下や「慈誠宮」という廟にもトイレはありますが、週末ともなれば行列となる事もありますのでご注意ください。また台湾の旅の必需品はウェットティッシュやティッシュペーパー。食事前に手を洗える場所も少ないので、多めに準備しておくと安心です。
台湾は比較的安全な旅先で親日家も多いというイメージもありますが、観光客が多く集まる場所ではやはりスリに遭遇する恐れがあります。人が多く集まる場所ではカバンなどはなるべく前でしっかり持ちファスナーが開いたままになっていないか、男性であればズボンのポケットに財布を入れていないかなど、自身で注意するようにしてください。
台湾の夜市はそれぞれ雰囲気が異なりますが、士林夜市はやはりスケールの大きさが違います。台湾を代表する夜市といえばやはり「士林夜市」、台北市内に幾つか夜市はありますが、一番に訪れたい場所です。
士林夜市
・営業:美食区は昼間も営業、11:00~翌1:00頃。他の屋台は18:00頃~
・アクセス:MRT淡水信義線「劍潭駅」1番出口より徒歩約3分
※掲載の情報は、2019年11月現在の情報です。内容は変更となる場合があります。