ノルウェー生まれのハーダンガー刺繍

ノルウェー生まれのハーダンガー刺繍の魅力

トラベル&ライフ 取材こぼれ話
2019年11月29日
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トラベル&ライフ2019.12-2020.1月号のカルチャーページで紹介したハーダンガー刺繍。本誌では体験講座を取り上げたが、ここでは朝日カルチャーセンター新宿教室でハーダンガー刺繍の講師を務める土屋正子さんと、誌面では紹介しきれなかった土屋さんの作品をクローズアップしたい。

出会いはひとめ惚れ

土屋さんがハーダンガー刺繍と出会ったのは1982年。アメリカのシアトルで暮らしていた時だった。

「友達の家にお邪魔して、初めて見た瞬間に素敵だなと思いました。上品で優雅なところに魅かれました」。 その出会いは、まさにひとめ惚れ。当時はすぐに帰国することになったため、日本に戻ってからハーダンガー刺繍教室を探して習い始めたという。

現在は一般財団法人日本手工芸指導協会ハーダンガー刺繍科の師範でもあり、カルチャーセンターや自宅サロンで指導にあたっている。

一般財団法人日本手工芸指導協会ハーダンガー刺繍科の師範である土屋正子さん
穏やかな人柄が魅力的な土屋正子さん

穏やかな人柄が魅力的な土屋正子さん

暮らしを心優しく彩る作品たち

ハーダンガー刺繍を用いた作品は、さまざまなものがある。テーブルクロスやドイリー(小さな敷物)などのほか、ランプシェイドやタペストリー、作品を額装して壁に飾るなどのインテリアにもなり、アイデア次第で日常使いできる幅が広がるのも楽しい。これからの時期は、体験教室で作ったようなクリスマスオーナメントもおすすめ。

細かな手作業から生まれる優しい風合いが特徴 細かな手作業から生まれる優しい風合いが特徴

下の写真は土屋さんの作品の一例だが、どれもステッチが細かく、差し目が揃っている。織り糸の抜き加減がレースのような優しい風合いをもたらしているのも印象的だ。

作品を額装して飾れば素敵なインテリアに変身 作品を額装して飾れば素敵なインテリアに変身

きれいに差し目が揃ったテーブルクロス テーブルクロス

赤と緑が映えるオーナメント 赤と緑が映えるオーナメント。クリスマスシーズンにぴったり

土屋さんのハーダンガー刺繍の作品 土屋さんの作品の一例

朝日カルチャー新宿教室では、12月4日に体験講座を開講するが、その後も定期的に開かれる予定なので、興味を持った方はぜひ、体験しに行ってみよう。

文=木村理恵子 写真=椋尾詩
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