元々は小さな漁師の町だったプラヤ・デル・カルメンは、ここ15年で急速に開発が進みました。そして、今ではメキシコで外国人移住者が最も多い町になり、町の色も静かなカリブ海の町から、お洒落で洗練されたビーチタウンに変わりました。有名シェフや芸能人がオープンするカフェやレストランがある中で、今回はレゲエの神様、ボブ・マーリーの息子、ローハン・マーリーがオープンしたカフェをご紹介しましょう。
プラヤ・デル・カルメンのカフェやレストラン巡りの楽しみの1つが、有名人がオープンした場所に行ってみること。今回は、町で一番おいしいコーヒーが飲めるという噂をもとに、レゲエを世界に広めたボブ・マーリーの息子、ローハン・マーリーがオープンしたカフェ、「MARLEY COFFEE」に行ってみました。
プラヤ・デル・カルメンの「MARLEY COFFEE」は、ダウンタウンの10番通りのホテル、「The Fives」ホテルのロビー内にあります。外側にも入り口はありますので、もちろんホテル宿泊客でなくても、利用することができます。
「MARLEY COFFEE」はコーヒー豆にこだわっています。ここでは、エチオピア、ジャマイカ、メキシコなどの最高級のコーヒー豆を味わえます。コーヒーの種類は、カプチーノ・エスプレッソ・モカなどベーシックなメニューが並びますが、値段は、40ペソ~65ペソ(日本円で約240円~390円)と手頃な価格でいただけます。著者がいただいたカプチーノはマイルドな味わいで酸味が少なく、とてもおいしかったです。
また、モカ・フラぺはシナモンの香りがほんのりとし、甘さも丁度よく、コーヒー好きでなくても十分においしくいただけると感じました。また、「MARLEY COFFEE」は、コーヒーだけでなく、フルーツやハーブの入った自家製ソーダも提供しているため、そこにもこだわりが見られます。
こだわりのコーヒーや自家製のソーダの他に、「MARLEY COFFEE」は、インテリアにもこだわっています。インダストリアルな内装は、ダーク系の色を中心にした落ち着いた家具と個性的なランプがとてもモダンながら、レゲエのラフでリラックスした雰囲気や明るい色も、ところどころに使っています。
カウンター席の他には、テーブル席が数席、そしてゆったりしたソファがあります。また、店内には、「MARLEY COFFEE」のオリジナルTシャツも販売されています。Tシャツは黒と白、どちらも300ペソ(日本円で約1800円)。とても手触りのいいTシャツでデザインもシンプルですので、素敵なお土産にもなりそうです。
「MARLEY COFFEE」は、2番通りと10番通りの角に位置します。「The Fives」ホテルの正面入り口が10番通りにありますが、カフェの入り口は2番通り側です。海にはたった2ブロックで行けるのも便利です。常に新しいものを取り入れているプラヤ・デル・カルメンですが、「MARLEY COFFEE」は、その代表的な例と言えます。カフェは、朝6時から夜11時まで営業していますので、都合のいい時間にぜひ立ち寄ってみてください。
※掲載の料金等の情報は、2019年9月現在の情報です。内容は変更となる場合があります。