真田幸村の赤備えをイメージした赤いボディが印象的な「ろくもん」 写真提供:しなの鉄道
赤いボディが印象的な「ろくもん」 写真提供:しなの鉄道

真田幸村をイメージしたしなの鉄道「ろくもん」で行く長野の旅

エースJTB 日本の旬「信州」
2017年05月31日
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国内旅行
観光

真田幸村をイメージした豪華観光列車

6月に入ると信州も梅雨の季節を迎えます。この時期は雨も多く、どこへ出かけるのにも予定が立てられないという方も多いのでは。そんな方にぜひおすすめしたいのが、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」の旅です。雨に濡れることもなく、車窓の風景、信州の味覚を楽しみ、さらには移動までできる観光列車「ろくもん」。今回はその魅力をご紹介します。
「ろくもん」は、軽井沢から長野までを結ぶ全席指定の観光列車です。その名も、戦国時代に活躍した上田の武将、真田氏の家紋「六文銭(ろくもんせん)」から名付けられました。車両のデザインにも真田幸村の赤備えをイメージした色や家紋が取り入れられ、気軽な観光列車というよりも豪華列車という趣があります。
「ろくもん」は3両編成で、1号車は乗車券+指定席プラン、2・3号車は食事付きプランでレストラン車両となっています。列車に乗ってまず驚くのが爽やかな木の香りです。聞けば「ろくもん」の椅子やテーブルや床にはすべて長野県産の木材が使用されているのだとか。また、1号車は主にカラマツ材、2号車はスギ材、3号車はヒノキ材を使用しており、車両により異なる木の香りを楽しむことができます。車内で流れるジャズも心地よく、まるでホテルのラウンジにいるかのようなくつろぎ空間が広がっています。
1号車は、ファミリーやグループ向けの車両で、2人・4人掛けの対面席やソファ席のほか、中央には木のボールに埋まって遊べる「木のプール」を設置。2号車には、窓側に向いたカウンター席とソファ席、3号車は障子で仕切られたボックスタイプの席がしつらえられています。また、体の不自由な方や高齢者、赤ちゃんも使用できる車いす対応のトイレも設置されています。

長野県産の木材が使用された上質なくつろぎ空間が広がる車内 上質なくつろぎ空間が広がる車内 写真提供:しなの鉄道

信州の名店が生み出す自慢の料理

「ろくもん」に乗るなら、おすすめしたいのが2・3号車の食事付きプランです。ここでいただける料理は、信州の名店によるものばかり。朝採れの高原野菜やみずみずしい季節の果物を使用し、名店の匠が作り上げた極上の味わいは、「ろくもん」の魅力の一つとなっています。
「ろくもん1号(軽井沢→長野コース)」で楽しめるのは洋食のフルコース。前菜とスープは、ジャム専門店・沢屋の直営レストラン「こどう」(軽井沢町)が、メイン料理とデザートは全国に先駆けて生チーズ、カマンベールをつくった"日本の手作りチーズの草分け"的存在の「アトリエ・ド・フロマージュ」(東御市)が提供。
「ろくもん2号(長野→軽井沢コース)」では、名店小布施「鈴花」(小布施町)の懐石料理が楽しめます。「茶の湯の心」を基本とし、はしり、旬、名残りを丁寧に表現した懐石料理の味わいはもちろんのこと、見た目もすばらしく日本の粋を感じるものばかりです。 「ろくもん3号(軽井沢→上田・戸倉コース)」は、「信州ワインプラン」で、「オーベルジュ・タキモト」(山ノ内町)によるワインに合う洋食とともにプレミアムな信州ワインを4~5種類(月替わり)味わえます。

朝採れの高原野菜やみずみずしい季節の果物を使用した信州の名店による極上料理が味わえる ろくもん1号の料理(洋食/イメージ) 写真提供:しなの鉄道

走行中は、日本百名山の一つである浅間山付近ではスピードを落とすなど、乗客の心を満たす心憎い演出がいっぱいです。さらに、戸倉上山田温泉の源泉でいれたという温泉茶と温泉コーヒーが楽しめる戸倉駅、六文銭陣羽織を試着して甲冑駅長と記念撮影ができる上田駅など、停車駅での楽しみも多彩です。
終着駅である長野には駅ビル、軽井沢にはアウトレットモールなど、雨でも楽しめる施設が充実しているのもこの時期にはうれしい限りです。
信州といえばハイキング、山登りというイメージが強いですが、6月のこの時期は、観光列車「ろくもん」で、信州の歴史や文化、味覚を楽しむ旅はいかがですか?

JTBでは、「日本の旬 信州」キャンペーンを実施中。信州の雄大な自然と、山々から与えられた数々の恵みをテーマに、信州の魅力を堪能できるプランをご紹介しています。今回ご紹介した「ろくもん」を楽しめる「おもてなし観光列車「ろくもん」食事付きプラン」もご用意しています。

プランの詳細はエースJTBの赤いパンフレット「信州」を、他のプランは「日本の旬 信州」ホームページをご覧ください。

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